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ドバイで「有罪」日本人カップルが検挙された「予想外の理由」 観光大国でもイスラム社会、意外な落とし穴

7/28(金) 7:00配信

withnews

 中東きっての観光地で、訪れる人の数は東京やニューヨークより多いというドバイ。滞在中の日本人カップルが、意外な理由で有罪判決を受けたと報じられました。見た目は開放的な都市ですが、れっきとしたイスラム教社会。日本や欧米と同じ感覚でいると、「落とし穴」があるかもしれません。(朝日新聞国際報道部記者・神田大介)

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「結婚していないのに性交」は違法

 ドバイの英字新聞「ガルフ・ニュース」によると、日本人カップルが検挙されたのは今年3月。氏名や職業などは明らかにされていません。

 非番の警察官が親族とビーチへ向かう途中、不審な動きをする車を発見。車内で男女が性行為に及んでいると判断し、警察に連絡しました。

 現場にいたのは41歳の男性と28歳の女性。検挙時、どうやら裸だったようです。男性は調べに対し、近くにある高級ホテル「マディナ・ジュメイラ」で酒を飲み、気分が悪くなったので嘔吐するために服を脱いだと説明。性行為はしていないとして、無罪を主張しています。

 ただ、ガルフ・ニュース紙によると、2人が問われた罪は公然わいせつ罪ではありませんでした。結婚していないのに性交をした罪と、飲酒の罪だったということです。

ドバイは「世界4位」の大観光地、肌の露出にも寛容

 ドバイがあるアラブ首長国連邦は、イスラム教を国の宗教(国教)として定めています。

 ただ、サウジアラビアやイランのように、外国人女性にスカーフや、体の線を隠す服の着用を強制するようなことはありません。

 真冬でも気温は20度以上、夏場なら50度近くになる土地柄で、ノースリーブやショートパンツ姿の観光客もごくふつう。プールやビーチでは誰もが当然のように水着を着て、肌を露出させています。

 中東ではかなり寛容だと言えます。

 ドバイは交易で発展してきた都市ですが、近年は観光に力を入れています。世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)がそびえ、「ドバイモール」など巨大ショッピングモールが立ち並び、超高級ホテルが軒を連ねるさまは、どこまでもバブリー。

 エミレーツ航空は世界でも指折りのエアラインに成長し、日本にも成田、羽田、関空に直行便を毎日飛ばしています。

 マスターカードの調査によると、2016年のドバイの宿泊者数は1527万人で世界第4位。東京(1170万人)、ニューヨーク(1275万人)を超え、パリ(1803万人)やロンドン(1988万人)に迫っています。(ちなみに1位はバンコクの2147万人)

 外国人観光客の気持ちをつかむため、あまりうるさいことは言わないようです。

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最終更新:7/28(金) 7:00
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