ここから本文です

J1前半戦振り返る 鹿島、得点力アップ

7/25(火) 10:00配信

茨城新聞クロスアイ

J1鹿島は8日に全日程の約半分を消化し、12勝1分け5敗、勝ち点37で2位の好位置で中断期間に入った。29日のリーグ再開を前に、鹿島の前半戦の戦いぶりを振り返る。


今季はJ1と天皇杯の2冠を達成したメンバーに加え、ペドロジュニオールやレオシルバなど実力者を獲得。例年にない大型補強に成功し、他クラブを圧倒できるだけの戦力が整った。

開幕戦こそ僅差で落としたが、第2節から5節まで4連勝。エース金崎や昌子らが期待通りの活躍を見せ、第10節には浦和を下し首位に立った。

結果だけを見れば順調だったが、勝ち試合も含め、内容は苦戦の連続だった。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程でメンバーを入れ替えながら戦っていたため、既存戦力と新戦力の融合が思うように進まなかった。

特に悩まされたのが得点力不足。今季は鹿島に対し守備的な戦術を採用してくるチームが多く、ボール保持率では上回れても、好機を生かし切れない試合が目に付いた。 第11、12節で今季初の連敗を喫し、直後のACLも決勝トーナメント1回戦で敗退。5月31日にクラブは打開策を見いだせなかった石井前監督を解任し、後任に大岩コーチを昇格させた。

大岩新監督は石井前監督の戦術を基盤に攻撃面のてこ入れを図った。「ボールをシンプルに動かす」「チャンスにはボールを保持する選手を追い越す」などと、具体的な指示を与えた。分かりやすい言葉で選手たちの意思統一を図ると、石井体制で1試合平均1・67だった得点は2・34に増加。第14節広島戦から5連勝を含む6戦負けなしと、上昇気流に乗った。

新体制の下、高い決定力を示したのは新戦力のペドロジュニオール。第15節札幌戦からの5試合6得点と、ゴールを量産した。

大岩監督は8日のFC東京戦後、「うちには堅守速攻のカラーがあるが、もっと得点に固執したい」と攻撃サッカーへの転換を明言した。22日に行った国際親善試合のセビリア戦でも攻めの姿勢を貫き、鈴木が2ゴールを奪った。

今季のJ1は上位陣の勝ち点差がわずかでまだまだ混戦状態。本格化する優勝争いの中、ここから鹿島の本当の力が試される。 (藤崎徹)

茨城新聞社

スポーツナビ サッカー情報

今日のJリーグ 試合情報

J1