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本田、右ふくらはぎ負傷…W杯最終予選豪州戦に不安

7/25(火) 5:03配信

スポーツ報知

 【メキシコ市23日=羽田智之】メキシコ1部パチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑(31)が右ふくらはぎ違和感のため、メキシコデビューが8月中旬にズレ込むことが分かった。ディエゴ・アロンソ監督(42)が、この日行われたリーグ開幕戦のUNAM戦(0●1)後に明かした。標高2400メートルの高地順化プログラムにも影響が出ているという。18年ロシアW杯出場権に王手をかけている日本代表のアジア最終予選オーストラリア戦(8月31日・埼玉)にも不安が出てきた。

 本田は険しい表情のままだった。メンバー外だったUNAM戦の視察を終えてオリンピコ競技場を後にする時、報道陣から感想を求められたが無言で車に乗り込んだ。開幕黒星スタート、合流が遅れている自身のコンディションなど、気持ちよく話をする状況ではなかった。

 アロンソ監督は試合後の会見で、本田の加入後初めて報道陣の前に姿を見せ「筋肉に違和感を抱えている。それを治し、その後、(標高2400メートルの)高地順化させなければならない。チームへの適応も必要。(起用には)3~4週間かかる」と明かした。

 本田は15日にパチューカ入りし、16日から練習を始めた。チーム関係者によると、18日に右ふくらはぎの違和感を訴えたという。室内での回復トレーニングと治療を続けており、近く再検査する予定。デビュー戦は8月12日のティグレス戦(ホーム)以降になる見通しで、18日のモレリア戦(アウェー)にズレ込む可能性も出てきた。

 日本代表への影響も懸念される。8月31日には、勝てばロシアW杯出場が決まるオーストラリア戦(埼玉)、9月5日には最終節のサウジアラビア戦(ジッダ)が控えている。本田は高地で空気の薄いメキシコから高温多湿の日本への長距離移動や14時間の時差など、欧州組と同様のハンデがある。5試合ぶりに先発復帰した6月13日のイラク戦(1△1)で先制アシストを決め、前回のブラジルW杯最終予選では、13年6月のオーストラリア戦で後半ロスタイムに同点PKを決め出場権獲得に貢献。勝負強さには定評があるが、万全の状態でなければチームに不安を残す。

 日本サッカー協会の西野朗技術委員長(62)は24日早朝、U―23アジア選手権予選が行われたカンボジアから帰国し「えっ。グラウンドで走っているのではなくて? 3週間? 目が覚めた」と驚いた表情を見せた。電撃移籍だったため日本協会はパチューカとのパイプを作れておらず、負傷の事実を知らなかった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は8月上旬に来日予定。来日後に相談してスタッフらの視察日程を決めるが、大一番を前に思わぬ不安材料が噴出した。

 ◆過去の本田の負傷

 ▼11年8月28日(CSKAモスクワ) Sモスクワ戦で人工芝に足をとられて右膝を負傷。右膝半月板損傷で、全治1か月と診断。

 ▼同11月18日(CSKAモスクワ) ルビン・カザン戦で2か月半ぶりに戦列復帰したが、右膝に痛みが再発。リハビリを経て、12年2月21日の欧州CL決勝トーナメント1回戦・Rマドリード戦で約3か月ぶりに戦列復帰した。

 ▼13年2月13日(CSKAモスクワ) スペイン・ラマンガでの合宿中に左足首を負傷。バルセロナで治療後、ドイツと日本での治療とリハビリを経て、同4月21日のSモスクワ戦に実戦復帰した。

最終更新:7/26(水) 9:20
スポーツ報知