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本紙評論家に新加入の加藤伸一氏が占うパの首位争い

7/25(火) 11:03配信

東スポWeb

 パ・リーグの優勝争いは楽天とソフトバンクの一騎打ち。25日から両雄がKoboパーク宮城で直接対決する。選手層の厚さからソフトバンク有利とも見られているが、すんなり逆転Vとなるのか? 現役時代にダイエー、広島、オリックス、近鉄でプレーし、引退後にはソフトバンクで投手コーチ、フロントも務めた加藤伸一氏が本紙評論家として新たに加わり、展望を占った。

【加藤伸一 インハイアウトロー】選手層の違いはあるものの、楽天とソフトバンクは打線の破壊力や強力救援陣を擁するという点でよく似ている。大きな違いといえば、両チームの置かれた立場だろう。外国人選手を除く年俸総額でソフトバンクが42億800万円で2年連続のトップだったのに対し、楽天は19億4986万円で9位。その差は両軍の戦い方にも表れている。

 象徴的だったのが、前半戦の最後を飾った11、12日の直接対決だ。楽天が先発ローテーションを再編して則本、岸の二枚看板をぶつけてきたのとは対照的に、ソフトバンクは順番どおりに石川、松本裕を投入。結果はチャレンジャーとしての姿勢をむき出しにしてきた楽天の2連勝だった。

 ソフトバンクは、ゴールまで平均ペースで走り抜けるような戦い方をしている。優勝するには無理に大差をつける必要もなく、ハナ差でも勝ちは勝ち。選手層が厚いチームだからこそできる戦い方であり、理にもかなっている。ただ、勝負の世界は何が起こるか分からない。今はまだ早いが、次の直接対決(8月18~20日、Koboパーク)までに、楽天を意識したローテーションに再編してもいいのではないかと思う。そうすることで、選手たちの「楽天を叩いて優勝するぞ」との意識も高まるからだ。パの2強4弱の現状なら、裏ローテでも十分に勝ちを拾える計算は立つ。どこに勝っても「1勝」に違いないが、この先の戦いでは1勝以上の価値が出てくるケースもある。

 楽天の消化試合数はソフトバンクより8試合少ない。そのため球宴後の楽天は7週連続6連戦とタフな戦いが続く。しかし、残り62試合の半分は本拠地試合で、ZOZOマリンなどの屋外球場での試合も7つあり、秋雨前線次第ではひと息つける可能性もある。息切れを期待するのは早計だ。

 両軍とも救援陣が登板過多な傾向にあるが、挑戦者の楽天は力尽きるまでムチを入れてくるだろう。ソフトバンクはV逸時の特徴でもある息切れを避けたいところだろうが、先発で実績のある千賀や武田は病み上がりで完投までは望めず、やはり救援陣に頼らざるを得ない。いずれにせよ、消耗戦が予想される両者のデッドヒートは見応えある戦いになりそうだ。(本紙評論家)

最終更新:7/25(火) 11:38
東スポWeb

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