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トランプ大統領は自分に恩赦の断末魔? ロシア疑惑の捜査拡大

7/25(火) 21:25配信

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ロシア疑惑は6月8日のコミー米連邦捜査局(FBI)前長官の議会証言で当面の材料が出尽くしとなり、その後はやや関心が薄れていました。

しかし、トランプ大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏がロシア人弁護士と面会した問題を巡り、7月11日に電子メールを公表したことをきっかに再び騒がしくなっています。そこで今回は、ロシア疑惑の最新事情を整理してみました。

いよいよ本丸? トランプファミリーの商取引を調査へ

今週は24日にトランプ大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問が上院情報特別委員会で証言。続いて26日にはトランプ・ジュニア氏が、昨年の大統領選挙で一時選挙対策本部長を務めていたポール・マナフォート氏とともに上院司法委員会で証言する予定となっています。

トランプ・ジュニア氏は昨年6月、「民主党のヒラリー・クリントン候補の不利になる情報の提供」を約束したロシアの弁護士ナタリア・ベセル二ツカヤ氏と面会しましたが、実際には「養子縁組」の話が中心で、期待していた情報の提供はなかったとされています。この面談にはクシュナー氏とマナフォート氏も同席していました。

ただ、面会を仲介したのが、トランプ大統領のビジネスパートナーであったロシアの“不動産王”アラス・アガラロフ氏であったことが判明し、事態が複雑になっています。モラー特別検察官は、昨年の大統領選挙でのロシアとトランプ陣営とのつながりを捜査していますが、ここへきてトランプ一族のビジネスへと捜査を拡大しているからです。

具体的には以下の4つが挙げられています。

 1.トランプ氏の高層マンションをロシア人に売却した取引
 2.ロシア関係者と共同開発したホテル「トランプ・ソーホー」へのトランプ氏の関与
 3.モスクワで2013年に開催された「ミス・ユニバース」
 4.トランプ氏が2008年にフロリダ州の豪邸をロシアの富豪に売却した件 
トランプ氏とともに「ミス・ユニバース」の共同開催者だったのがアガラロフ氏であり、同氏はロシアのプーチン大統領やロシア政府と深いつながりがあるとされています。

トランプ・ジュニア氏のメールはトランプ一族のビジネスへと捜査を拡大させる口実を与えてしまったようで、事態が急展開する可能性が高まっています。

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最終更新:7/25(火) 21:25
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