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自転車も歩道を走っていいの? 通行が認められる4つのケースとは

7/25(火) 6:20配信

乗りものニュース

通常は罰則規定あり、でも例外が

 道路での交通安全を定めた道路交通法によると、歩道のある道路では、自転車は車道を通行しなければなりません。もし歩道を通行すると、通行区分(車道と歩道)違反で3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

【図】歩道の「自転車通行可」とは?

 しかしある条件下では、例外として歩道を通行することが認められるケースがあります。自転車道路交通法研究会 代表理事の瀬川宏さんによると、大きく以下の4つのケースになるそうです。

(1)歩道に「自転車通行可」の道路標識や、道路標示がある場合。
(2)歩道に「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある場合。
(3)運転者が13歳未満又は70歳以上、または身体の障害を有する者である場合。
(4)歩道を通行することが「やむを得ない」と認められる場合。

 それぞれのケースについて、瀬川さんに詳しく話を聞きました。

――「歩道に『自転車通行可』の道路標識や道路標示がある場合」とは、どのような内容でしょうか?

 歩道に「自転車通行可」の道路標識や道路標示が設けられている場合、以下のとおりに通行しなければなりません。

・歩道の中央から車道寄りの部分を通行する。
・徐行する。
・歩行者の通行を妨げるようなときは、一時停止する。

 しかし歩道が狭く、車道寄りを走っていても歩道の中央から道路の外側にはみ出てしまうような場合には、「自転車通行可」の道路標識があっても、歩道を通行できません。

知る人は「極めて少ない」自転車と歩道のルールとは?

――「歩道に『普通自転車通行指定部分』の道路標示(法令に定められた自転車マークの路上ペイント)がある場合」とは、どのような内容でしょうか?

 歩道に「普通自転車通行指定部分」が設けられてる場合の通行方法は、以下のとおりです。

・自転車マークが表示された側を通行する。
・通行している、もしくは通行しようとしている歩行者がいる場合には徐行し、歩行者の通行を妨げるときは一時停止する。
・通行している、もしくは通行しようとしている歩行者がいない場合には、「歩道の状況に応じた安全な速度と方法」で進行する。

「歩道の状況に応じた安全な速度」とは、「ただちに徐行に移ることができるような速度」を意味します。そのため、歩行者がいない場合には、必ずしも徐行する必要はありません。

 ただし、「普通自転車通行指定部分」の場合も「自転車通行可」の場合も、基本的には車道寄り部分を徐行しなければいけません。これらのことを知っている人は、極めて少ないと感じています。また、自転車で歩道通行が例外的に許されているのは普通自転車だけで、自転車宅配便などのリヤカー付き自転車などは歩道通行ができないのですが、このことについても、ほとんど知られていません。

 ちなみに、道路標識や道路標示には、法令によって定められていないものも存在します。

――具体的にどのようなものでしょうか?

 「自転車通行可」「普通自転車通行指定部分」を設置する公安委員会ではなく、道路管理者が独自に作った、自転車マークの表示板や路上ペイントです。当然、これらには交通規制の効力はありません。

 法定外の路上ペイントが施された歩道には「普通自転車通行指定部分」の効力がないため、歩行者がいなくても車道寄りを徐行しなければなりません。こういった法定外の表示はあらぬ誤解を招き、かえって法令違反を引き起こしてしまう恐れがあるため、安易に使われるべきではないと考えています。

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