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“猛暑五輪”大丈夫? 開幕まで3年

7/25(火) 22:13配信

TOKYO MX

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 東京オリンピックの開幕まで3年を切り、成功に向けて期待が膨らむ一方、さまざまな課題が残されています。その一つが夏に行われる大会ならではの暑さ対策です。特に街中を走り抜けるマラソンは、選手への影響が心配されています。

 東京都心はこの季節、朝から30℃を超える日も少なくありません。3年後の東京オリンピックのマラソンは新国立競技場をスタートし、皇居や銀座、日本橋などを通り、雷門で有名な浅草で折り返すコースが予定されています。

 当初の計画で予定されているスタート時刻は午前7時半ですが、マラソンコースにもなっている皇居前を走るランナーからは「めちゃめちゃ暑い。朝からびしょびしょですよ」「(午前7時半より)もう少し後だと暑くなる。もっと前なら涼しいから早い方がいい」などといった声も聞かれました。

 マラソンの元日本代表でスポーツジャーナリストの増田明美さんはスタート時刻の前倒しを提案します。増田さんは「午前6時くらいだったら気温が低くていい。東京五輪のコースは南北に走るので、(6時なら)気温が低いことに加えて、コース東側にあるビルの影が多くなる」と指摘します。

 暑さについて、東京都はさまざまな対策を講じています。今年5月、マラソンコースに想定される道路などの街路樹を計画的に剪定(せんてい)し、今後3年で大きく育て、夏の強い日差しを遮るプロジェクトを始めました。

 行政が暑さ対策に乗り出す一方、民間の中には暑さをビジネスチャンスと捉える動きも出ています。東京ビッグサイトで行われた「猛暑対策展」で出展した多くの企業が狙っているのは、2020年の夏に東京をクールダウンさせることです。

 コイン洗車場のシャワーなどに使われる水圧ポンプを開発しているメーカーは、霧を発生させて周囲の温度を下げる商品を出品しました。また、生活便利グッズを取り扱う会社が出品したのは、ステンレス製の水筒です。この水筒は水分補給ができるだけでなく、手元のレバーを引くと水が霧状になって出てくるというものです。これまでは屋外レジャーでの活用を推奨してきましたが、担当者は「酷暑の中での大会開催となるが、非常に安い値段で効果的な熱中症対策ができる」と提案しています。

 3年後に向けた企業の熱い競争は既に始まっているようです。

最終更新:7/25(火) 22:13
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