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富山大空襲 戦禍語る土蔵 姿消す/富山

7/25(火) 11:01配信

チューリップテレビ

 富山大空襲から72年目の夏を前にまたひとつ、その戦禍を語る遺構が姿を消します。

 焼夷弾が直撃した富山市内の土蔵が24日解体されました。
 解体されたのは、富山市の岡田さん宅にある土蔵です。
 1935年に建てられたこの土蔵は富山大空襲で焼夷弾(しょういだん)の直撃を受けながらも焼失を免れ奇跡的に焼け残りました。
 教師をしていた故・岡田松之介(まつのすけ)さんが、大空襲の悲惨さを後世に伝えるため、大切に保存してきましが、老朽化が激しいため取り壊すことになりました。

 「体に痛みが伝わってきます」(渡邊昭三さん)

 岡田さんの息子の渡邊昭三さんは解体を前に亡き父親の思いを伝えようと、今月13日に地元の中学生を招いた見学会を開催しました。
 戦禍をくぐりぬけた土蔵をみた生徒からは「焼け残った本棚や焼夷弾が貫通した天井の板を残してほしい」と声があがっていました。
 「戦争というのはね、勝者も敗者もないので、誰が幸せかというのをね。戦争をしないのが幸せなんですから、そういうことを学んでほしいと思いますね」(渡邊昭三さん)

 土蔵は24日一日で解体されましたが、一部は、大泉中学校で保管され平和教育に役立てられることになりました。

チューリップテレビ