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比男女5人再逮捕 「地下銀行」1億円送金か 千葉県警

7/25(火) 6:52配信

千葉日報オンライン

 千葉県市原市内などのフィリピン雑貨店で在留期間を過ぎた従業員を働かせた入管難民法違反事件で、千葉県警国際捜査課と茂原署などは24日、海外に不正な手口で資金を送る「地下銀行」を営んでいたとして銀行法違反(無許可営業)の疑いで、いずれも市原市内のフィリピン雑貨店経営、デニス・フレンゼル・ヤマシタ・キレイ(40)=入管難民法違反容疑で逮捕=と妻のフローレンス・リクリク・キレイ(46)=同=両容疑者ら、いずれもフィリピン国籍の男女5人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀し2014年9月8日ごろから今年6月23日までの間、富里市内のフィリピン雑貨店「ナヨン・フィリピーノ・ストア」など3店舗で、3人からの依頼を受け、4回にわたり計約24万5千円をフィリピンに不正に送金し、無許可で銀行業を営んだ疑い。

 同課によると、フローレンス容疑者の姉が10年ほど前から地下銀行を営業していたとみられ、夫婦が引き継いだ。14年9月以降、約100人の依頼を受け約1億円を不正に送金していたとみられる。5人とも容疑を認め、デニス・フレンゼル容疑者は「12年ごろから約3億円を送金した」などと供述している。

 デニス・フレンゼル容疑者らは、概ね3万円以下につき千円の手数料を受け取り、フィリピンの関係者が現地で依頼人の家族らに現金を手渡したり送金。日本で受け取っていた現金がある程度集まったら、後日、デニス・フレンゼル容疑者が現金を持ってフィリピンに渡り、同国内にプールする仕組みだった。正規の銀行から送金するよりも手数料が安く、5人は依頼を受けてから、当日~翌日には、依頼人の家族らが現金を受け取れるようにしていたという。

 一方、千葉地検は24日、共謀しフィリピン雑貨店で不法残留の男女2人を従業員として働かせた同法違反(不法就労助長)の罪で両容疑者を、従業員2人を同法違反(不法残留)の罪で、男1人を住居の賃貸借契約人として2人の不法残留をほう助した同法違反(不法残留ほう助)の罪で、それぞれ起訴した。