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レッドブルに”新型”フレキシブルウイング使用の疑い!? その機能・効果を分析

7/25(火) 12:29配信

motorsport.com 日本版

 F1チームは長年、フレキシブルなボディワークを用いることで、様々な限界点を広げることを目指してきた。ストレートでボディワークが歪むことのメリットのひとつは、空気抵抗を減らすことにある。しかし一方では、コーナーで多くのダウンフォースを得ることができる”造り”になっているのだ。

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 毎年いずれかのチームに、この疑いの目が向けられてきた。今年も例外ではなく、今シーズン序盤には”羽ばたく”フェラーリのフロアが問題視された。

 このフェラーリのフロアは、気流をディフューザーに効果的に流すことを目的としている。これにより、空気抵抗を増やすことなく、ダウンフォースを増加させることができるのだ。

 フェラーリはこの疑惑を払拭するため、アゼルバイジャンGP後に当該箇所に修正を加える必要があった。この結果、高速コーナーを多く持つサーキットであるシルバーストンに持ち込まれたフェラーリのマシンは、失われたディフューザーでのダウンフォースを取り戻すため、エキゾーストパイプ上にモンキーシートを設置するとともに、ウイングの角度を”立てる”必要があった。これにより、ストレートでのスピードでは、メルセデスに遅れをとることとなってしまった。

レッドブルの新型フロントウイング

 フェラーリがフロアを変更したことで、ライバルたちはSF70Hへの興味を失ったようだ。その一方で、今度はレッドブルのフロントウイングが槍玉に挙げられている。

 今季初めのレッドブルは、ルノーのパワーユニットの出力がメルセデスやフェラーリに劣っていたため、それを補うべく、低ドラッグの空力コンセプトを採用した。しかし、これは誤った解決策であった。

 レッドブルはこの状況を打破するために、一時F1プロジェクトから離れていたエイドリアン・ニューウェイをRB13のプロジェクトに戻すことを決めた。その効果は十分に発揮され、ダニエル・リカルドが5連続表彰台を果たすなど、大きな進歩を遂げた。

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