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波佐見高が甲子園出場 焼き物の町が歓喜に沸く 「どこよりも熱く戦って」

7/25(火) 10:20配信

長崎新聞

 16年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた長崎県立波佐見高(安藤嘉朗校長、445人)。決勝から一夜明けた24日、東彼波佐見町役場や町内のスーパーなどには出場を祝う横断幕やポスターが掲げられ、町民から歓喜の声が上がった。

 同校は23日の決勝後、急きょその日のうちに町民向け報告会を企画。午後6時ごろ町民放送で呼び掛けただけにもかかわらず、午後7時の開始には会場となった町総合文化会館に約500人が駆け付けた。選手は球場から会場に直行。得永健監督は「地域の皆さんの応援のおかげです」とあいさつ。町民からは「健さんコール」が巻き起こった。

 24日は午前中から職員室の電話がひっきりなしに鳴り、全国から祝福の言葉が寄せられた。

 役場では、勝利後すぐに玄関上に横断幕を張り出した。一瀬政太町長は「町の誇り。今年は監督と選手が信頼関係で結ばれた目に見えない強さのあるチーム。甲子園で大暴れしてほしい」と声を弾ませた。



 昔から“野球熱“が高い波佐見町。夏の甲子園出場を待ち望んだ町民も喜びを隠しきれない。16年前の甲子園出場メンバー、山脇慎太郎さん(34)は「準々決勝あたりから町がざわつき始めた」と期待の高まりを実感。「どこよりも熱く戦って」とエールを送る。決勝本塁打を放った川口侑宏選手の地元、川内郷の村田冨士利さん(76)は「昔から体格がよくパワーがある子。最後にヒーローになってくれてうれしい」。

 川口選手を含め、登録メンバー4人は地元の少年軟式野球チーム、波佐見鴻ノ巣少年クラブの出身。彼らは小、中と全国制覇を成し遂げている。同クラブで指導した村川和法さん(55)は「頼もしく成長し、指導者としてうれしい。(小中高の全国制覇に向け)彼らの夢物語は続きますね」と話した。

 窯業界も沸いている。波佐見焼振興会の児玉盛介会長は「昔から高校と町民の距離が近く、いい関係を築いている。全力で応援する」と約束。波佐見焼を販売する井石郷の「陶芸の館くらわん館」は応援企画として、7月27日~8月31日まで売り上げの10%を野球部に寄付する。

長崎新聞社

最終更新:7/25(火) 10:20
長崎新聞