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山本二三さんの倉敷風景画公開 町家や人々描く、9月個展の目玉

7/25(火) 23:10配信

山陽新聞デジタル

 「もののけ姫」などスタジオジブリの映画で背景画を手掛けたアニメーション美術の第一人者、山本二三さん(64)=埼玉県飯能市=が、倉敷市立美術館(岡山県倉敷市中央)で9月23日に開幕する個展に向け、同市美観地区を描いたオリジナルの風景画が完成。同市が25日、報道機関に公開した。歴史的な町並みと現代の人の営みが溶け合った風情豊かな作品になっている。

 「倉敷―記念日通り―」と題した風景画はB4判サイズで、倉敷アイビースクエア(同市本町)西側の通りがモチーフ。ポスターカラーで軒を連ねた町家や行き交う人々を繊細に描いており、通りに漂う生活感も伝わってくる。

 作品は、同市の3市(旧倉敷、児島、玉島)合併50周年記念事業として開かれる山本さんの個展「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」(同市、山陽新聞社など主催)に合わせ、同市が制作を依頼。山本さんは4月に同市を取材し、制作に取り組んでいた。同展の目玉の一つとして展示される。

 同美術館の坂田卓司館長は「倉敷の魅力を再確認できる山本さんならではの作品」と評価。会期中、山本さんが制作した禅僧良寛(1758~1831年)の短編アニメを会場で公開することも明らかにした。

 同展は、名作アニメの背景画やスケッチなど約220点を展示する。11月26日まで。