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2018年仕様のインディカー新型エアロキットが公開。安全対策も大幅に向上

7/25(火) 13:31配信

motorsport.com 日本版

 インディカー・シリーズは火曜日、インディアナポリスでのテスト開始前に、2018年用の新型エアロキットとマシンを公開した。

【ギャラリー】インディカーの2018年仕様新型エアロキット

 この新型マシンは、2012年に導入されたダラーラIR-12をベースにしている。車重は現在のマシンより軽くなり、フロアでのダウンフォース発生量が66%に増加されているという。また、上面のエアロパーツはシンプルになり、オーバーテイクがより容易になることが期待されている。

 新しいエアロキットは、1990年代始めの外観を再現するように考案され、ダラーラによってより洗練された形となった。ショートオーバル及びロードコース用のエアロキットは、エンジンカバーとリヤウイングの翼端板を低く設定することでそれを実現されている。

 リヤタイヤのガードは、関連するウイングレットと共に排除されている。また重量配分は、ドライバーの要望に応じる形で前方に移動されている。

安全性の向上

 このマシンはまた、安全対策も改善されている。さらにフロント及びリヤウイングのメインプレーンが削減され、現在のホンダ及びシボレーのエアロキットと比較して、構成部品点数も削減されている。

 マシンサイドの衝撃保護構造は、8インチから10インチに幅を広げられている。またインレットダクト、サイドポッドの側面と底面は、衝突した他車や物質の進入を防ぐため、カーボンと高強度ポリエチレン繊維のハイブリッド構造となっている。

 このコンセプトにおける開発作業が完了した後、コクピットにはウインドスクリーンを取り付けることが予定されているが、これに合わせるためのエアロキットも設計されている。

 2013年から今年までは、シボレーとホンダがそれぞれエアロキットを準備してきた。しかしこの新しいデザインは、全チームで使われることになる。

「このプロセスは、1年前の4月に始まった。そして我々は、ファンやドライバー、チーム、メーカー、パートナーの意見を取り入れ、そして誰もがこれを共有してきた」

 インディカーの競技部門代表であるジェイ・フライはそう語る。

「この設計には歴史的な要素があるが、先進的な外観と最新のコンポーネントも備えている」

「イメージでも素晴らしく見えたが、実際にはさらに優れている。このマシンをコース上で走らせること以上に興奮することはできないよ」

 今回のテストでは、ファン・パブロ・モントーヤがチーム・ペンスキーのシボレーエンジン搭載車を、オリオール・セルビアがシュミット・ピーターソンのホンダエンジン搭載車を、それぞれドライブする。

 インディアナポリスで2日間のテストを行った後、8月1日にはミッド・オハイオで、8月10日にはアイオワで、9月26日にはセブリングでそれぞれテストが行われる。

 この新しいエアロキットは、今年の11月に各チームに納品される予定だ。

Edd Straw