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クルマ運転支援、見えにくい「差」とは 各社各様うたい文句に隠れた「機能」と「質」

7/25(火) 15:10配信

乗りものニュース

クルマの運転支援システム、標準搭載が当たり前の時代へ

 最近発売されたクルマの新型モデルには、そのほとんどに運転支援システムが搭載されています。運転支援システムとは、自動ブレーキや前走車の追従など、ドライバーを手助けする機能全体のことです。

【画像】「アイサイト・ツーリングアシスト」動作イメージ

 具体的には、人や他車との衝突を回避しようという自動ブレーキ(「衝突被害軽減自動ブレーキ」「プリクラッシュセーフティブレーキ」「AEB」などとも呼ばれる)や、前走車を追従する「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(「ACC」とも呼ぶ)、斜め後ろの他車の存在を教えてくれる「リヤビークルモニタリングシステム」(「リヤビークルディテクション」と呼ぶことも)、走行レーンをキープするための「車線逸脱防止」(警報のみの場合もある)などといった、数多くの機能が存在します。

 ところが、この運転支援システムは、メーカーや車種ごとに、その性能に大きな差があります。たとえば自動ブレーキでいえば、あるモデルは人もクルマも認識してくれるのに、とあるモデルはクルマだけ。しかも、速度が高くなると働かなくなるなどといったケースもあります。さらに、前走車を追従する機能も、稼働する速度域が異なったり、ステアリング操作のありなしという差もあります。そして、そうした細々とした機能自体を、いくつ備えているのかどうかも、モデルによって異なるのです。

 ちなみに、そうした運転支援システムについて横並びで性能を比べるJNCAPの「予防安全性能アセスメント」という評価制度があり、その試験結果を見ると、車種ごとに性能には大きな差があることがわかります。

同じ「機能」で差が出る大きな理由のひとつは「手段」

 では、なぜ、そのような差ができてしまうのでしょうか?

 理由のひとつは、運転支援システムという技術が、まだ発展途上だから。人やクルマを認識して、ぶつからないように自動でブレーキを作動させるシステムの普及は、ごく最近のことです。その技術は、まだまだ円熟と呼べるものまで磨き上げられていません。

 また、いろいろな自動車メーカーが「障害物を認識してブレーキを作動させる」という機能を実現していますが、使っている技術はメーカーごとに異なります。完成したひとつの技術があって、それをみんなで共有しているのではありません。それぞれの自動車メーカーが、独自にシステムを開発しているのです。

 たとえて言えば、「家屋の二階にあがる」という行為は同じでも、「ハシゴを使う」「階段を使う」「エレベータを使う」というくらい違います。ハシゴは安いけれどグラグラと不安定。エレベータはラクチンですが設置は大変、といったように、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 同じように、自動ブレーキも、ひとつのカメラで済ますのか、カメラとレーダーなど数多くのセンサーを組み合わせるのか、といった違いがあります。センサーが多くなるほど、安心度は高まりますが、値段も高くなりますので、いかに安く、いかに安心度を高めるのかがポイントとなっているのです。

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