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県系2世の作家・マタヨシさん、自身の創作紹介 アルゼンチンの日本企画展

7/25(火) 14:30配信

沖縄タイムス

 【郷田まみ通信員】リベルタドール通りにある国立装飾美術館は、国立東洋美術館としても機能を果たし、全部で約3千点の日本美術品を貯蔵するといわれている。国立東洋美術館による企画展「ハポン・インティモ」が館内の企画展示ホールで開催されている。繊細な装飾が目をひく印籠と根付、薩摩焼、びょうぶ、重箱など日本の四季折々の風情を感じさせる作品が多数展示されている。

 また、さまざまな関連イベントが実施され、その一つに県系2世の作家で写真家のマクシミリアーノ・マタヨシさんが参加した。6月10日、マタヨシさんと写真家のマサコ・カノウさんを招き、アナ・カズミ・スタールさんの司会でディスカッションが行われた。日本人でイギリス人の夫を持つカノウさん、アメリカ人で日本人の母を持つスタールさん、そして日系(沖縄系)アルゼンチン人のマタヨシさんとの間で、アルゼンチンの日系社会や自身の創作活動について語られた。

 マタヨシさんは2003年、23歳の時にデビュー作「GAIJIN」で名高いメキシコの文学賞を受賞している。

 マタヨシさんは「日本とのつながりをどう考えるか」というスタールさんの質問に「僕は中国人でもないし、日本人でもない。それは僕の息子も同じ。僕はアルゼンチン人。でも真面目で、空手家で、賞を受けるような血筋を受け継いでいる。今僕が執筆中の作品は、出稼ぎの日系人について。日本では日本人ではなく外国人として扱われる」と語った。

最終更新:7/25(火) 14:30
沖縄タイムス