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透き通る美しさ 新種の植物は「オモトソウ」 石垣島で発見

7/25(火) 5:05配信

沖縄タイムス

 神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師らの研究グループが、沖縄県石垣島の於茂登岳で確認した「菌従属栄養植物」が新種と認定され、「オモトソウ」と命名した。同植物は光合成をせず、菌糸を根に取り込み生育する種で、グループは「菌類が生育しやすい沖縄の森には未解明の新種がまだまだあるとみられる」と指摘している。

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 研究成果は25日、国際的な植物分類学誌「Phytotaxa(ファイトタクサ)」にオンライン掲載される。

 オモトソウは2016年10月、共同研究者で京都大農学部生の西岡龍樹さんが発見。末次さんが特徴を精査したところ、菌従属栄養植物のホンゴウソウと似ていたが、雄花の先端の球状突起がホンゴウソウの三つに対し、オモトソウは六つの突起があった。

 地上部の高さは5~10センチで、透明がかった赤紫色の美しい姿。花を咲かすまで5年ほどを地中で生育し、開花時期の1、2カ月間のみ地上に姿を現す。

 末次さんによるとホンゴウソウの仲間はオモトソウを含め7種で、うち5種は琉球列島に生息する。「温度が高く、雨が多い沖縄は菌類の生息に適している。菌類を含め、豊かな生態系が息づく原生林の重要性が改めて示された」と指摘している。

最終更新:7/25(火) 15:00
沖縄タイムス

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