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真剣勝負の中のたのしみ “ドラフト同期”対決に注目

7/25(火) 17:00配信

ベースボールキング

注目を集める“因縁の対決”

 7月14日、ナゴヤドームで行われた『2017マイナビオールスターゲーム』の第1戦で印象的な一幕があった。

 セ・リーグが1点を追う4回裏、DeNAの筒香嘉智が西武の菊池雄星の初球を振り抜くと、速球にやや遅れながらも打球はレフトスタンドへ。一時同点となる一発を放った筒香は、「菊池は高校のときから知っている相手。打ててよかった」というコメントを残した。

 この2人、1991年生まれの同世代。高校時代にはともに甲子園を沸かせたスター選手であり、どちらも2009年のドラフト1位指名でプロの門を叩いている。交流戦で激突した時には菊池が156キロの速球で筒香を打ち取るなど、お互いがお互いをバリバリ意識した対決が話題を呼んだ。


 そしてオールスター戦が終わり、リーグ戦再開を迎えた7月21日。横浜スタジアムで行われたDeNA-ヤクルトの一戦では、2015年のドラフト1位同士であるDeNAの今永昇太とヤクルト・原樹理がマッチアップした。

 ともに大卒で入団した同世代の2人は、2015年秋の東都大学リーグ・入れ替え戦で投げ合ったというまさに“因縁の対決”。大学時代は第1戦の投げ合いを駒沢大の今永が制すも、第2戦は原が連投でリリーフ登板して東洋大が1勝1敗のタイに持ち込む。そして迎えた第3戦、再び両者は先発し、最後は原が完投勝利で東洋大を1部残留へと導いた。

 入団2年目でついに実現したプロでの投げ合いは、7回途中無失点の今永に軍配。原は6回まで2失点の力投も、打線の援護に恵まれず敗れた。

 やはりこうしたお互いが意識をしてしまうような対決というのは、ファンの注目をより一層集める。今回は後半戦のカギを握りそうな“ドラフト同期対決”にスポットを当ててみたい。
 

2012年の新人王を争った3人

 2012年のドラフトで入団した菅野智之(巨人)、小川泰弘(ヤクルト)、藤浪晋太郎(阪神)は2013年セ・リーグの新人王争いを盛り上げた3人である。

 結果は小川が16勝(4敗)で最多勝、最高勝率のタイトルを獲得して新人王を受賞。しかし、菅野も13勝(6敗)で防御率3.12と結果を残せば、藤浪も規定投球回には到達しなかったものの10勝(6敗)、防御率2.75の好成績で両名とも新人特別賞を受賞している。

 4年前に新人王を争ったこの3人は、各チーム後半戦のカギを握ることになりそうだ。

 首位・広島を追いかける阪神は、夏場の厳しい日程を乗り越えるためにも先発の層を厚くしたい。そのためにも、前半戦途中から二軍で調整を続けている藤浪の一軍昇格は欠かせないところ。二軍で危険球を投じてしまうなど苦しんでいる藤浪だが、夏の甲子園を制覇した思い出の夏場に一軍昇格の期待がかかる。

 現在4位に沈む巨人としては、エースの菅野で負けるわけにはいかない。CS圏内進出へ向けて、前半戦以上のフル回転が求められる。また、小川は苦しいチームのなかで一時はストッパー転向が試されるも、後半戦からは再び先発に戻った。まずは最下位脱出を目標に、ローテーションの軸となってもらわなければならない。

 それぞれチーム事情こそ違えども、後半戦でマッチアップする機会も出てくるだろう。かつて新人王を争ったセ・リーグ3チームの“同期対決”に注目だ。

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