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大和、ヤフーに出店 食品や工芸品500点販売

7/25(火) 1:19配信

北國新聞社

 大和(金沢市)は8月、インターネット買い物サイト「Yahoo(ヤフー)!ショッピング」に出店する。北陸三県の百貨店では初めてで、石川県内の名産品約500点を取り扱う。顧客の反応を見て商品の拡充や他の大手サイトへの出店も検討する。実店舗で主力の衣料品低迷が続く中、「地域一番店」もネット市場に活路を見いだす。

 「金沢 大和百貨店 ほくりく倶楽部(くらぶ)」の名称とする。自社運営するオンラインショップで扱う品目のうち、主に香林坊店で販売する石川の和菓子や加工食品、地酒、工芸品を出品する。

 自社サイトで商品を購入するのは地元客がほとんどだが、全国的に高い知名度を誇るヤフーに出店することで「大和という百貨店を知らない県外客の利用増が見込める」(経営戦略室)という。

 大和によると、ネットの売上高は店頭に比べて小さいものの、年々拡大している。2017年2月期のオンラインショップ売上高は前期比25%増となっており、香林坊店の島田純一店長は「新幹線開業で高まった金沢のブランド力を生かし、新たな販路を開拓したい」と話した。

 大和がネット事業の拡大に踏み切るのは、都心部で消費者の来店を待つだけのビジネスモデルをあらためる狙いがある。ヤフーへの出店も、昨年秋に野々市市内に設けた郊外小型店も、新たな客層開拓に向けた「攻めの戦略」の一環だ。

 高齢化に伴い、百貨店の主要客層は今後も減少が見込まれる。小泉敏経営戦略室長は「お客さまに足を運んでもらうのでなく、店側からお客さまに近づくという発想が必要だ」と強調し、ネットや郊外への出店を積極的に検討していく方針を示した。

北國新聞社

最終更新:7/25(火) 1:19
北國新聞社