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使用料納付で決着 津幡・木窪大滝の流しそうめん

7/25(火) 1:19配信

北國新聞社

 津幡町の山間地の名勝「木窪(きのくぼ)大滝」周辺の公園で、夏に名物「流しそうめん」を営む業者が、町に「無許可」で営業していた問題で、業者側が一転、町に使用許可を申請し、滞納分を含めて使用料を納付する方向となった。昨年夏以来、町が「無許可営業」解消に向けて説得を重ねていた。業者は「町ともめたままでは、公園が将来なくなる恐れもある。やむを得ない」と説明している。

 営業が行われているのは、富山県境に近い津幡町牛首の農村公園「大滝憩いの広場」。町最大級の高さ15メートル、幅7メートルの滝を眺められる。元町議谷下紀義さん(77)=津幡町牛首=らが経営する大滝観光が、町のあずまやなどを利用し、そうめんを販売している。

 町と谷下さんによると、業者側は未払いだった5年分の公園使用料約30万円を納める。一方、町は本来、町側で負担すべきだったのに業者側で立て替えていた町営の公園トイレの水道料を納付額から差し引く。業者は最終的に約20万円を町に納めることになる。20日から今シーズンの営業を開始しており、近く公園使用許可申請を町に提出する。

 2012年度からの「無許可営業」解消について、町側は「大滝は津幡の観光スポットでもあり、(業者側の)理解を得られて良かった」としている。

 谷下さんらによると、流しそうめんの営業はもともと地域起こしが目的で、公園整備前の1988(昭和63)年に始まった。町は90(平成2)年度から94年度、総事業費約8900万円を投じて、あずまやなど公園施設を整備した。

 業者側は2011年度まで公園の使用許可を申請し、年4千円の使用料を支払っていたが、町条例の改正で年約5万9千円となり、12年度分から許可申請も支払いも中断していた。

北國新聞社

最終更新:7/25(火) 1:19
北國新聞社