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星稜、遊学館が準決勝進出 高校野球石川大会

7/25(火) 1:19配信

北國新聞社

 第99回全国高校野球選手権石川大会第9日(24日・県立野球場)雨で順延の準々決勝2試合が行われ、第2シードの星稜とノーシードの遊学館がベスト4入りした。2試合とも雨で中断されたが、最後まで白熱した攻防が展開され、星稜は金市工に11―1で大勝、遊学館は北陸学院に6―5で競り勝った。第10日の25日は準々決勝の残り2試合が予定されている。

 午後2時9分に始まった試合は雨による約2時間の中断を挟み、同6時23分に終了した。星稜の若宮颯は九回2死満塁でカクテル光線を浴びながら打席に立ち、インコースのスライダーを捉えて左翼席へ満塁本塁打を放った。

 点差は7―1と開いていたが、若宮は「このまま終わってはいけない試合だと思った」と言う。二回に遊撃手として野選で出塁を許した。チームとしても2失策、走塁ミスなどがあった。試合中断中に「自分たちの試合ができず、甘さがあった。集中力が途切れていた部分があった」と反省した。

 打撃面では5打数4安打4打点だった。若宮は八、九回を「準決勝につながるいい攻撃ができた」と振り返り、林和成監督は「最後の2イニングで、気持ちの部分が大事だと証明した」と話した。

 最大5あった点差は終わってみれば1。苦しんだ末の勝利だからこそ、喜びもひとしおだ。三回に同点打を放った遊学館1年の澤井翔稀は「初球から積極的にいった。チャンスで打ててよかった」と笑顔だった。

 背番号17の勢いが止まらない。大会直前にレギュラーに抜てきされ、今大会は打率4割2分9厘。「3年生の分まで頑張る。気持ちは積極的にいく」と心を構え、打席に立ってきた。

 スタメンを外れた背番号7の3年・上田成修は「悔しいけど勝利が一番」と後輩たちを励まし続けた。澤井は「雨で中断後、滑りやすい芝生や風向きに注意するよう言われた。先輩のアドバイスが守備で生きた」と振り返った。

 ノーシードから8年連続の4強入り。山本雅弘監督は「ずっとヒヤヒヤでした。今年のチームは力がない」と言って一つ息を吐いたが、上り調子のナインに向ける目の奥に自信がにじんでいた。

北國新聞社

最終更新:7/25(火) 1:19
北國新聞社