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強い雨、金沢で土砂崩れ

7/25(火) 16:31配信

北國新聞社

 北陸に停滞する梅雨前線の影響で、25日の石川県内は加賀地方で朝方に強い雨が降った。金沢では午前7時49分までの1時間に27・5ミリの雨量を観測し、石川県と金沢地方気象台は金沢、能美市に土砂災害警戒情報を出した。金沢市では4カ所で土砂崩れが相次ぎ、鈴見台5丁目の11世帯に避難勧告を出した。けが人や建物への被害はなかった。JR北陸線は一時運転を見合わせた。

 金沢地方気象台によると、降り始めの23日午前0時から25日午前6時までの降水量は、金沢148・5ミリ、白山河内104・0ミリ、輪島101・5ミリとなった。金沢は25日午前8時10分までの48時間降水量が164・5ミリと7月の観測史上最大を記録した。

 避難勧告の出された金沢市鈴見台5丁目では午前7時14分ごろ、民家裏側の斜面が崩れ、土砂が民家手前まで押し寄せた。東長江町では午前7時40分ごろ、道路のり面が高さ15メートル、幅8メートルの範囲で亀裂が入り、一部が崩落した。

 森下川は一時、氾濫危険水位を超えた。市内3カ所で道路が冠水し、2カ所で地下道が冠水した。市は浅川、犀川、額、森本の市民センター4カ所に自主避難所を開設し、市役所で安全安心政策会議を開いて関係部局の職員が被害状況を確認した。

 加賀市では午前8時12分ごろ、畑町北交差点の県道沿いでのり面約25平方メートルが崩落した。小松市と加賀市ではJR北陸線下の市道が冠水して乗用車計3台が走行できなくなった。

 金沢市東御影町の県道では、大雨で道路脇の崖ののり面が幅25メートル、高さ20メートルにわたって崩れた。駐車していたトラック2台と軽トラック1台に倒木がぶつかり、トラック1台のドアミラーが折れた。けが人はいなかった。県道は午前8時から通行止めとなった。

 JR北陸線は金沢駅の雨量計が規制値に達し、金沢-西金沢間で午前6時56分から約2時間半にわたり運転を見合わせた。特急と普通列車計32本が運休し、17本に最大3時間4分の遅れが出た。約9200人に影響した。

 金沢地方気象台は加賀地方の大雨警報を継続し、これまでの雨で地盤の緩んだ所があるとして土砂災害に警戒を呼び掛けている。26日午前6時までの24時間降水量は多い所で80ミリと予想される。

北國新聞社

最終更新:7/25(火) 16:31
北國新聞社