ここから本文です

日本株は3日続落、円高警戒の素材や輸出一角安い-売買は低調

7/25(火) 7:57配信

Bloomberg

25日の東京株式相場は3日続落。為替のドル安・円高への警戒から化学など素材、機械や電機など輸出関連の一角が下落した。半面、銀行や証券など金融株や輸送用機器は高く、株価指数の下げは小幅にとどまった。

TOPIXの終値は前日比4.50ポイント(0.3%)安の1617.07、日経平均株価は20円47銭(0.1%)安の1万9955円20銭。

ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネジャーは「レンジ内とは言え為替が円高方向に進んでいることが日本株の動きがなくなっている背景」だとし、「今週後半から決算発表が本格化することから、投資家は現在のポジションを継続して良いのか入れ替えが必要なのかを見極めようとし、様子見になりやすい」と述べた。

きょうの為替市場ではドル・円相場がいったん1ドル=111円30銭台までドル高・円安に振れた後、111円割れまで円が強含んだ。北朝鮮が新たなミサイル発射実験の準備を進めている兆候をとらえたと米国防当局者が明らかにした、とCNNは報じた。

「通貨はユーロ、円、ドルの順番に強く、ロシア懸念を引きずるドルが最弱では円安が進む雰囲気ではない」と、水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは話す。海外勢の視線が欧州株や新興国株へ向かう中では、需給面でも「買い手は日本銀行くらいしかいない」と指摘。今週は上下いずれかの方向に放れる材料待ちだとし、「やや円高傾向を警戒する中、高値もみ合いが続きそうだ」と予想する。

業種別で下落が目立ったのは化学や繊維など素材株。「昨年の第1四半期は原料安効果で業績がかさ上げされていただけに、通常に戻ることしは表面的に見劣りしやすい」と、ドルトンの松本氏は分析する。また、米グーグルの親会社アルファベットが24日に発表した第2四半期の1株利益はアナリスト予想を上回ったが、株価は時間外取引で3%超下落した。内外主要企業の決算内容やその反応を見極めたいとして、買いは手控えられた。

1/2ページ

最終更新:7/25(火) 15:29
Bloomberg