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JICA連携、流通経大生派遣 ラグビーで国際貢献

7/26(水) 10:00配信

茨城新聞クロスアイ

国際協力機構(JICA)と流通経済大(龍ケ崎市)がスクラムを組み、インドネシアでラグビー指導の国際貢献を始める。青年海外協力隊として、ラグビー部の学生が現地に滞在し、代表チームをはじめ、コーチや子どもたちの指導に当たる。両者は25日、連携覚書を締結した。事業期間は2020年3月までの約3年間。JICAによると、ラグビー指導を目的に、大学と連携して同協力隊を派遣するのは全国で初めて。


派遣の対象は、同大ラグビー部の学生や大学院生のほか、同部の卒業生や教職員ら。青年海外協力隊の一員として派遣される。

同国のラグビーは現在、世界ランク103国・地域のうち99位と低迷する。隊員らは同国代表や大学チームとの練習を通し、レベルアップに努める。コーチや審判の講習会を開くほか、ジュニアチームや学校体育でも指導に当たることで、同国ラグビーの発展に協力する。

8月以降、派遣する候補者を学内で決め、JICAが選考する。派遣先は、インドネシアラグビー協会。期間は1年の長期と、1カ月の短期の2種類となる。人数は長期が1人、短期が年間10~15人。長期は来年6月、短期は来年2月にも派遣したい考え。

インドネシアでは、同大ラグビー部の内山達二監督が13年に3カ月間滞在し、ラグビーを指導するなど、親交を深めてきた経緯がある。その後、ラグビーのレベル向上を目指す同国側から、指導者派遣の要請がJICAに寄せられたことなどから、今回の連携につながった。

JICAは、学生らを海外に派遣する「JICAボランティア大学連携事業」を行っている。今回の覚書は同事業の一環。スポーツ指導を目的にした締結は同大が11校目となる。

この日、同大で行われた連携覚書署名式で、野尻俊明学長は「ラグビーを通じた心の交流が図られる。大学を挙げて、志ある学生を後押ししたい」と全面的な協力を約束。高橋政行JICA筑波国際センター所長は「大学ラグビーの強豪であり、豊富な人材や経験、技術を生かし、インドネシアでのラグビーの振興につなげてほしい」と期待を寄せた。 (鹿嶋栄寿)

茨城新聞社