ここから本文です

「ささら舞」継承で猛練習 神栖・軽野小児童ら

7/26(水) 11:00配信

茨城新聞クロスアイ

神栖市田畑地区に伝わる郷土芸能の「ささら舞」を継承していこうと、神栖市知手の市立軽野小(中薗正秀校長)の児童たちが、30日のささら舞奉納を前に、地元保存会の指導を受け、練習に励んでいる。指導する保存会の宮本一男さん(64)は「児童たちは毎年一生懸命やってくれる。活動も根付いてきた」と伝統の継承に手応えを感じている。


ささら舞は、同地区で800年以上も前から伝わる市指定無形文化財。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈り、毎年7月末に地元の鎮守である白鳥神社で舞を奉納し、同地区を一軒一軒練り歩く。伝承活動は、深刻な担い手不足に歯止めをかけようと、地元小学校の協力を得て始まった。

取り組みは同校の5年生が毎年、総合的な学習の時間を使って行っているもので、今年で15年目を迎えた。同校の体育館では児童約60人が獅子頭をかぶり、汗をにじませながら熱心に練習に取り組んでいた。「腰を低く。大きな声で」と宮本さんの指導にも熱が入る。児童たちは学校での数回の全体練習を経た後、地元の公民館などで練習を重ね、当日、舞を奉納する。そのほか、学校行事などでも披露する予定。

児童たちは「今の6年生の姿を見て、ささら舞をずっと楽しみにしていた。伝統文化を受け継いでいきたい」「地域や学校の誇りとして、たくさんの人に見てもらいたい」と意気込む。

同会のメンバーは60代が中心で高齢化も進むが、宮本さんは「動けるうちは子どもたちに教え伝え、伝統をつないでいきたい」と力を込める。 (関口沙弥加)

茨城新聞社