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消費者は売電より“自家消費”に期待、住宅太陽光の導入メリット

7/26(水) 7:10配信

スマートジャパン

 政府が普及を目指す「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」。戸建て住宅の購入を検討するユーザーは、ZEHに対してどのような印象を抱いているのか。太陽光パネルメーカーのソーラーフロンティア(東京都港区)は、5年以内に新築一戸建て住宅の購入を検討している全国の既婚男女約1000人を対象に、家庭のエネルギーに関する意識調査を実施。その中でZEHや、ZEHの実現に必須の太陽光発電システムに対する印象について聞いている。

 住宅の購入にあたり、電気代を削減するための施策を行う意向があるかを聞いてみたところ、意向がある人は92.2%で大多数を占めた。その具体的な施策としては「こまめに電気を消す」が68.2%と最多で、「電力会社を比較・検討する」(30.1%)、「家電の電源コードをこまめに抜く」(28.9%)などソフト面での取り組みが続く。工事を伴うようなハード面での施策を検討するユーザーは少数派となったが、ハード面の施策の中では「太陽光パネルを導入する」と回答した人が21.7%で最多となった。

 次にZEHの導入時に必須の条件となる太陽光パネルの導入についての印象を聞いた。最も多かったのは「月々の電気代が安くなる」で、「とてもそう思う」(28.3%)と「まぁそう思う」(54.4%)の合計が82.7%を占めた。「災害時の電源として安定する」(79.8%)、「家庭内で使用するほとんどの電源を賄える」(70.5%)が続く。太陽光パネルは、家計負担を軽減する手段として期待されているようだ。一方で、「初期投資の費用負担が少ない」(35.1%)、「投資が短期間で回収できる」(37.5%)の印象は低く、初期投資が導入のハードルになっていることもうかがえる。

 次に太陽光発電システムを設置する利点について聞いたところ、「発電した電力を自家消費できる」が68.1%で、「発電した電力を売電できる」の55.1%を上回る結果となった。

ZEHはどれくらい認知されているのか?

 住宅を購入する際、どのような理由があれば太陽光パネルの設置を検討しやすくなるか聞いたところ、「少ない初期投資」(36.0%)、「パネルの価格の安さ」(20.0%)、「短い期間での初期投資回収」(14.7%)がトップ3となった。普及を促進する上では、引き続き初期投資の費用抑制がポイントとなりそうだ。

 次にZEHという言葉を知っていると回答した302人を対象に、ZEHがどのような家か分かるかを聞いたところ、「他人に詳しく説明できるほど詳しく知っている」が35.4%、「説明はできないが大まかな内容は知っている」が44.7%を占めた。さらにこれらの人に住宅の購入にあたり、ZEHの導入を検討したいかについて聞くと、「検討したいと思う」が41.7%、「どちらかといえば検討したいと思う」が44.0%で、8割以上が導入に前向きであることが分かった。

 次にZEHの導入を「検討したい」「どちらかといえば検討したい」と回答した人を対象に、その理由を尋ねたところ、「長い目で見ると経済的だから」が63.3%で1位となった。次いで「月々の電気代が安くなるから」が36.3%、「ZEHの仕組みが省エネに合理的だから」が34.4%、「新築であれば導入が楽だから」が32.4%と続く。ZEHの経済的なメリットに魅力を感じているユーザーが多いことが分かる。

 なお、この意識調査は2017年6月下旬にインターネット調査を通じて行った。実回答者1045人。