ここから本文です

セブン‐イレブンが店舗のレイアウトを全面刷新へ その狙いとは?

7/27(木) 8:20配信

THE PAGE

 コンビニ最大手のセブン‐イレブンが、創業以来初めてとなる店舗レイアウトの全面刷新に乗り出しています。新しい店舗のレイアウトはどうなるのでしょうか。そしてセブンの狙いはどこにあるのでしょうか。

4年間で半分近くが新レイアウトに

 セブン‐イレブンは店舗レイアウトの全面刷新を打ち出しており、今期中に新レイアウトを新店で1000店、既存店で800店、展開する予定です。2021年までには既存店のうち1万店が新しいレイアウトになる計画です。セブンの店舗は全国に約1万9000店ありますから、4年間で半分近くが新レイアウトになるわけです。

 従来の店舗は、入り口を入ると左手にレジカウンターがあり、右手に雑誌が配置されるケースが大半でした。雑誌を立ち読みする人が外から見えるようにして、来店を促す仕組みです。カウンターの近くには、お弁当やチルドの棚があり、カウンターの反対側には飲料が入る大型冷蔵庫があります。店舗物件の間取りにもよりますが、基本的にはどの店舗もこの方針に沿って棚を配置してきました。

 新しい店舗では、入り口の右側に雑誌があるという点は同じですが(もしくはイートイン)、雑誌のスペースは大幅に縮小され、一方、入り口の左側は冷食の棚となります。また、レジカウンターは奥に移動し、おでんや揚げ物、コーヒーを拡充するためカウンターが3割ほど長くなります。全体を通してみると、雑誌のスペースが縮小し、冷凍食品とファストフードが大幅に拡充されていることが分かります。

社会構造の変化に対応

 一連のレイアウト変更の背景にあるのは、社会構造の変化です。女性の社会進出が進み、食品類をコンビニで買いたいというニーズが以前よりも高まっているからです。この分野は「中食」と呼ばれていますが、これは、飲食店で食べる「外食」と、家庭で料理する「内食」の中間という意味で、調理された食品を家に持ち帰って食べる形態の事を指します。

 食品類の利益率は高く、新レイアウトをうまく運営できれば、全体の売上高アップが期待できます。実際、セブンでは先行テストを行った8店において売り上げが増加したそうです。

 コンビニが食品を強化するということになると、大型スーパーとの棲み分けがますます曖昧になります。スーパーはさらに厳しい展開を迫られることになるかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:8/1(火) 6:04
THE PAGE