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高橋優 「もう大丈夫だろう、人生。そんなことはまだまだ言えそうにない」/インタビュー2

7/26(水) 17:15配信

エキサイトミュージック

 
■高橋優/両A面シングル『虹/シンプル』インタビュー(2/3)



33歳でも高校球児ぐらい泥まみれになる日があるかもしれない

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――「シンプル」はわりと早い段階に仕上がっていたようですが?

高橋:ツアー中に作りましたね。「ロードムービー」を書かせてもらっていた時期には、レコーディングは終わってました。ビオレのCMのお話をいただいていて、コンセプトや絵コンテももらっていて。それがあっての作曲と作詞だったんです。いい刺激になりました。それでもまず、先方の意図と、自分が表現したいなって思うところの共通点を探すようにはしますね。今回のビオレで言うと、1本で顔も洗えるし、保湿もできるし……、1本でOKということは人生はシンプルだ、みたいなことになっていったんです。人生はシンプルだってテーマ自体、自分が歌わんとしていることにすごく通ずるんですよ。物事を複雑化して考えるのは好きじゃないので。シンプルな考えに基づく言葉をいろいろ書いてみようかなって、意外に苦労することなく曲を書けましたね。

――言葉を綴っている段階で曲調も見えていたんですか?

高橋:そうですね。自分の中で一番シンプルなストロークパターンみたいなのがあって。そのストロークで作っちゃおうと。全てがシンプル化していくような曲作りだったので、メロディラインを考えるのも演奏も楽しくやれましたね。

――「虹」も「シンプル」も、まずタイアップの話があってからの曲作りではあるんですけど、すごく“らしい”と感じたんです。

高橋:“らしい”というと?

――新たな挑戦というより、高橋優が今まで歩んできたものやメッセージしてきたものが、わかりやすい形でそれぞれの曲に出ているなと。そこに“らしさ”を感じたんですよ。

高橋:そうですね。言葉とかもちょっと詰まり気味というか、自分のデビュー当時の作り方にわりと寄せてきている感じもあるので。今年でデビューして7年目なんですけど、このシングルは自分にとっての第二次デビューシングルぐらいの気持ちはありますね。横浜アリーナの2デイズも含むアリーナツアーを終えて、そんなに気持ちの切り替えはないって言いましたけど、ちょっと原点に戻ってきている部分が自分にはあったんです。タイアップだからといって、あまり外行きの曲になりすぎてもいないし。ちょっとヒリヒリする部分が改めてたくさん出てきている気もするし。インタビューの冒頭で“初体験の連続”っておっしゃられたじゃないですか? 最近、けっこうそういうことが多くて。僕は今年で34歳になるんですけど、その年齢でやったことないこといっぱいやって、またゼロからだったりとか、すごくありがたいと思っているんですよ。「虹」の歌詞にも「シンプル」の歌詞にも、つまづいちゃったり、あんまりうまくいかないこともあるんけど、ということが言葉として登場するんですよ。ある意味、今の自分の状況でそう思うこともあるから、そういう歌詞も登場すると思うんですね。もう大丈夫だろう、人生。そんなことはまだまだ言えそうにない。やっぱチャレンジして、挑戦するってことは失敗もするしカッコ悪いときだってあるし。10代の子達からすれば、30代なんておっさんだろうと思われるかもしれないけど、33歳でも高校球児ぐらい泥まみれになる日があるかもしれない。そういう気持ちは僕の中にあるんです。

――今年9月2、3日には主催フェス『秋田CARAVAN MUSIC FES 2017』も決まっていますが?

高橋:いいですよ、メンツも素敵な人達が来てくれます。会場は秋田県由利本荘市にある花立牧場公園の花立グラウンドになります。臨時で新幹線を走らせてくれることも決まったんですよ。車内では僕のアナウンスを流したりとか、道中もいろいろ楽しんでもらおうと思ってます。地元に根付いたフェスにしたいと公言してきたこともあって、地元の人達の協力がどんどん得られるようになってきたんですよ。昨年以上の熱い時間とライブを目指します。あと由利本荘市は日本酒がうまいんです。雪の茅舎って有名な日本酒があって、その蔵で搾り立てを飲ませてもらったんですけど、酒飲みの方にも由利本荘市はお薦めですよ。

――当日、ステージドリンクは日本酒!?

高橋:いろんなアーティストのステージにお邪魔して酔っぱらってたら大変ですよね(笑)。「うぃ~、どうも~」とか「あんたぁ、ほんと最高だね~」とか上機嫌で(笑)。