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3代目桂小南襲名の小南治「恥じない高座を務めたい」襲名披露に弟・二楽も特別出演

7/26(水) 15:01配信

スポーツ報知

 9月に3代目桂小南を襲名する落語家・桂小南治(55)が26日、東京・新宿の京王プラザホテルで会見を行った。

 所属する落語芸術協会の桂歌丸会長(80)、三遊亭小遊三(70)、兄弟子の山遊亭金太郎(61)が会見に出席。1996年に76歳で亡くなった師匠の名前を襲名する小南治は「うれしいですけれど、責任重大です。小南という名に恥じない高座を務めたいと思います」と決意を語った。

 2代目は京都生まれで東京で上方落語を広めた第一人者。21年ぶりに復活する名跡に歌丸は「大きな名跡です。先代の小南師匠は、私たちやお客さんが上方の言葉に慣れずに抵抗があった時代に、ごく分かりやすく上方落語を関東に広めた大きな功績がある噺家です」と紹介した。

 小南治は、紙切りの2代目・林家正楽の長男。紙切りを継ぐために、父親と親交が深い小南に弟子入り。当初は、将来は紙切りになる予定だった。小南治は「(落語を)人前でしゃべって笑ってもらえる快感が忘れられなかった。二ツ目に昇進したときに、師匠が『まだ迷っとるのか』と聞かれ、『迷っています』と答えたら『もう少し私の元で噺(はなし)をやらんか』と言ってくれた」と落語家に専念するきっかけを明かした。

 兄弟子の金太郎は「(小南治は)師匠に似ている。背丈が一番似ている。形見分けの着物も全部受け継いだし、落語も全部継いだ。小南の落語に対する了見を継いで欲しい」とエール。小南治は「温和な師匠でした。肝に銘じて、奥行きのある噺家になりたい」と意気込みを語った。

 襲名披露は9月下席夜の部(21~30日)の新宿末広亭を手始めに、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場、お江戸日本橋亭、上野広小路亭、横浜にぎわい座で行われる。落語芸術協会の興行だが、落語協会に所属する弟の紙切り・林家二楽(49)が出演する。「(二楽が)私のヒザを務めます。真打ち(昇進)の時は(父親の)正楽がヒザを努めてくれた」と協会の垣根を越えた襲名披露の実現に感謝した。

最終更新:7/26(水) 15:01
スポーツ報知