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【山形】13年の県勢初4強超えへ!日大山形、16点で4年ぶり甲子園切符 

7/27(木) 6:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権山形大会 ▽決勝 日大山形16―3山形中央(26日、荘銀・日新)

 決勝で日大山形が22安打の猛攻で山形中央を16―3で下し、4年ぶり17度目となる夏の甲子園出場を決めた。

 主将を務める舟生(ふにゅう)大地捕手(3年)が、8回にとどめの満塁弾を運ぶなど4安打6打点の活躍。荒木準也監督(45)の判断で3月から主将に指名された4番打者が、チームを聖地まで導いた。4年前の出場では、山形県勢初のベスト4進出。前回を超える躍進を狙う。

 振り切ったバットを高々と掲げたまま、舟生はボールの行方を見つめた。会心の手応えを残した打球は右中間芝生席で弾む。一塁側の大歓声に包まれながら、ゆっくりとベースを1周。「かみ締めてました。気持ちよかったんで。みんながつないでくれたから打てました」。8回無死満塁。ダメ押しのグランドスラムで、甲子園を決めた。

 ダイヤモンドを回る約1分間、様々な思いが脳裏をよぎっていた。3月、「チームがうまく回っていなかった」という荒木監督が、主将を鈴木琉生(るい、3年)から舟生に代えた。「最初は頭の整理がつかないままでしたけど、まずは負けないチームで夏に向かおうと。だったら、強い人間の集団じゃないと」。覚悟を決め、嫌われ役も担った。

 声が出ていない選手がいれば、直接声をかけた。斎藤史弥内野手(2年)が守備で体を張れないと、後輩でも、あえて厳しく指摘した。前任の鈴木はサポート役に徹してくれた。仲は良くても、「引っ張っているやつが1人もいない。覇気がなかった」というチームに芯を通し、昨秋から県内無敗のまま、夏の頂点に立った。

 聖地でも泥臭く勝利をつかみにいく。2006年には8強、前回13年には県勢初の4強進出。山形大会開幕後、荒木監督は「歴史に挑戦したい」と、甲子園で躍進する先輩たちのDVDを見せた。舟生は「監督に言われているのは、一球に執念を持って泥臭く、ということ。ベスト4、そこを超えていけるようにチャレンジしたい」。キャプテンを中心に成長してきたチームが、憶すことなく全国の強豪にぶつかっていく。(山口 泰史)

 ◆日大山形(山形市) 1958年に山形一として創立した私立校で62年に現校名に改称。生徒数1170人(うち女子411人)。野球部は58年に創部し、部員はマネジャー2人を含め84人。甲子園出場は春3度、夏は今回を含め17度。主なOBは栗原健太(楽天2軍コーチ)、奥村展征(ヤクルト)。

最終更新:7/27(木) 6:03
スポーツ報知