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県内高校生ら64人富士登山スタート 故田部井淳子さんの遺志 長男・進也さん継承

7/26(水) 9:50配信

福島民報

 昨年10月に死去した登山家の田部井淳子さん(福島県三春町出身)が毎年実施し、今年から長男の進也さんが引き継ぐ「東北の高校生の富士登山2017登ろう!日本一の富士山へ」は25日、始まった。27日まで2泊3日の日程で富士山(3、776メートル)の雄大な自然に触れる。
 県内の62人を含む高校生64人が参加している。出発前の午後3時半すぎに静岡県富士宮市の富士宮登山口で開会式を行った。小雨が降り続いていたが、開会式では晴れ間がのぞき、進也さんが「今ちょうど晴れてきて、上から母が見てるのかなと思う。みんな笑顔で山頂まで行きましょう」とあいさつ。参加者は「ガンバロー」と気勢を上げた。
 一行は富士宮登山口から登山を開始した。初日は富士宮ルート6合目、標高2、493メートルにある山小屋に宿泊した。学法福島高1年の根本晃さん(15)は「天気が良くなってほしい。一歩一歩進んで山頂に着くのが楽しみ」と語った。
 進也さんは「母が亡くなる1週間前に母から『富士登山を頼むね』と言われた。母との約束を果たしたい」と今回の登山への思いを語った。
 26日未明から山頂に向かう。27日に下山し静岡県富士宮市の富士本宮浅間神社で閉会式を行う。
 富士登山は山と渓谷社・日本山岳遺産基金と田部井進也さんの主催、福島民報社などの後援。東日本大震災の復興支援事業として2012(平成24)年から催しており、6回目となった。

福島民報社

最終更新:7/26(水) 10:46
福島民報

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