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『君の膵臓をたべたい』は“第2のセカチュー”となるのか?共通点はこんなにあった!

7/26(水) 12:50配信

dmenu映画

さかのぼること13年前。過酷な運命にあらがう高校生カップルの姿を瑞々しく活写し、興行収入85億円をたたき出した“セカチュー”こと『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)。 白血病に侵された女子高生・アキを演じた長澤まさみの出世作となったこの作品は、社会現象となる大ヒットを記録しました。

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そんな“セカチュー”を彷彿とさせる『君の膵臓をたべたい』(通称“キミスイ”)が7月28日から公開されます。すい臓に病を抱えた女子高生と主人公“僕”の初々しくも切ない青春を切り取った本作には、早くもヒットを予感させるような“セカチュー”との共通点がたくさんあるんです!

原作はマンガ化もされているベストセラー小説

“キミスイ”の原作は作家・住野よるの同名デビュー小説です。奇抜なタイトルからは想像がつかないほどの感動ストーリーがつづられたこの青春小説は、インターネット投稿サイトに発表されるやいなや若い女性層を中心に“泣ける小説”と口コミで評判が広がりました。その後すぐに書籍化されるとまたたく間にベストセラー小説となり、数々の賞を受賞。その勢いは小説に留まらず、マンガやオーディオブックにもなりました。

一方の“セカチュー”も片山恭一の同名小説が原作。「泣きながら一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました」という柴咲コウの帯コメントが掲載されたことで一気にブレイクし、あれよという間に映画、マンガ、ラジオドラマ、テレビドラマ、舞台など多方面にメディア展開しました。

このことからも分かる通り、映画がヒットするためには、他メディア展開されるほどの良質な小説が原作であることは重要なポイント。その点においては、胸を打つストーリーが高く評価され、マンガ化もされている“キミスイ”にはその素質が十分にあると言えそうです。

大人になった主人公が、青春時代を追憶するストーリー

小説の映画化はよく行われていますが、この両者にはストーリーにも共通点が見られます。それは“現在から過去を振り返る”という展開です。

“セカチュー”は、大人になり故郷に戻った主人公が、カセットテープに吹き込まれた高校時代の恋人とのやり取りを通じて、淡い過去を思い出していくというセンチメンタルなストーリーが感動を誘いました。一方“キミスイ”も、国語教師として出身高校で働く僕が、病気により儚く散ったクラスメイト・山内桜良とのゆかりの場所である図書館の蔵書管理を担当したことで、切なくも美しい思い出の数々を蘇らせます。

この過去を振り返るという構成は、実は原作にはありません。“キミスイ”の原作小説は“難病”や“青春もの”そして”愛と恋とも見分けがつかない高校生の淡い想い“という3つの要素が描かれています。“キミスイ”のプロデューサーである臼井央はこの要素が“セカチュー”に通じると感じ、“セカチュー”のプロデューサーを務めた春名慶に声をかけたのです。このことがきっかけで、映画には12年後の僕が青春を振り返るという設定が追加されました。

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最終更新:7/26(水) 12:50
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