ここから本文です

独身男性 女性1人に対し1.42人 上毛新聞独自集計 製造業盛ん 影響?

7/26(水) 6:02配信

上毛新聞

 群馬県内の30~44歳の独身者は男性8万0049人、女性5万6406人で、「男性過多」の状態にあることが25日までに、2015年国勢調査をベースにした上毛新聞の集計で明らかになった。女性1人に対し男性が1.4人いる計算で、男性比率の高さは都道府県別で9番目となる。大都市への若年女性の流出が続く一方、群馬に製造業をはじめとする男性向きの働き口が比較的多いことなどが影響しているとみられる。

◎30~44歳対象、全国9位で1位は1.53人の栃木

 平均初婚年齢(15年人口動態調査、男性31.1歳、女性29.4歳)に近い30~44歳を対象に、15年国勢調査の配偶関係別の「未婚」「死別」「離別」の合計を独身者として年代別、都道府県別に算出した。多くが結婚を望むこの年代を主要ターゲットに、県内でも行政などによる婚活支援事業が盛んだが、アンバランスな独身男女数の実態が明らかになった。

 県内の独身者を年代別でみると、30~34歳が男性2万7132人、女性1万9047人、35~39歳が男性2万5639人、女性1万7666人、40~44歳が男性2万7278人、女性1万9693人といずれも男性が多かった。

 全国で男性比率が最も高かったのは栃木の1.53人で、愛知1.52人、茨城1.47人、富山1.46人、静岡1.45人―と続いた。1.42人だった群馬を含め、自動車産業など製造業が盛んな地域が並んだ。全国平均は女性1人に対し男性1.25人。最も低かったのは唯一、女性過多となった鹿児島の0.97人だった。群馬県内市町村別でみると、上野(2.82人)、嬬恋(2.09人)、長野原(2.05人)、大泉(2.03人)が2倍超となった。

 県の推計では、県内の高校から県外に進学する若者のうち、Uターン就職する割合は3割程度とされる。特に女性の流出が顕著とされ、女性にとって魅力的な働き口の確保や、結婚、出産、子育てしやすい環境づくりが課題となっている。

 県の婚活支援事業にも携わるブライダル関連業、プリオコーポレーション(東京)縁活事業部の金井三千代さんは、若い女性を群馬に呼び込むには仕事と家庭を両立しやすい就労環境の整備が不可欠とした上で、「『群馬は女性にとって魅力的な仕事や出会いのある地域』だということを、就職や結婚といった転機を迎える前の世代の女性に、地道に発信していくことが求められる」と指摘している。

「男性職場が背景」伊藤賢一群馬大教授(社会学)の話

 製造業をはじめ男性向きの職場が比較的多いことや、女性が結婚後に相手方に付いて行くケースが多いことなどが背景にあるのではないか。

最終更新:7/26(水) 6:09
上毛新聞