ここから本文です

コベルコ筒中トレーディング、韓国子会社を拡張移転

2017/7/26(水) 6:03配信

鉄鋼新聞

 神鋼商事グループの非鉄金属流通であるコベルコ筒中トレーディング(本社・東京都目黒区、社長・浅原隆司氏)は、韓国子会社KTNの拠点を拡張移転し、9月から稼働を開始する。半導体製造装置や液晶製造装置の需要が好調な韓国市場でアルミ厚板の販売を強化するため、手狭となっていた旧工場から移転する。移転と同時に切断機を増設して加工能力を引き上げ、高まる需要に対応していく。

 KTNはコベルコ筒中トレーディングと滑川軽銅(本社・東京都新宿区、社長・滑川幸孝氏)によって運営されている韓国の非鉄金属流通。韓国市場において、神戸製鋼と日本軽金属の高精度アルミ厚板の在庫販売や切断加工を展開し、現地ユーザーに即納対応することで取引量を拡大させている。出資比率はコベルコ筒中トレーディングが約89%、滑川軽銅が約11%。
 KTNが販売するアルミ厚板は、半導体製造装置や液晶製造装置の部材として使用されている。同製造装置を利用するメーカーが集積する韓国では、現在アルミ厚板の販売が好調に推移しており、KTNへも引き合いが多く寄せられている。こうした中、さらなる受注に対応するための敷地が旧工場に不足していたため、新工場への移転を決めた。
 新工場は旧工場から南西へ約30キロの京畿道平澤市に立地し、敷地面積は旧工場に比べて2倍の約2千平方メートル。8月末までに設備の移転を完了させ、9月から新工場での業務を開始する。新工場への移転に合わせてアルミ板切断機など一部の設備を更新し、加工能力を引き上げる。また「韓国では切板販売を実施しているが、付加価値をさらに上げていくような取り組みが必要。顧客からの要望があれば、新たな一次加工(粗加工)への進出も検討していきたい」(浅原社長)と、韓国での事業拡大を進める方針だ。

最終更新:2017/7/26(水) 6:03
鉄鋼新聞