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あなどるなかれ。お手伝いが育む3つの力

7/26(水) 16:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもは与えられたおもちゃより、大人が使う道具に興味を示すことがあります。お掃除やお料理など、大人がすることを真似し始めたら、お手伝い期の到来。子どものお手伝いは、一見、遊びの延長のようにも見えますが、実は様々な力を育むことにつながっています。

自己肯定感

子どものお手伝いの動機には「おもしろそうだからやってみたい」という好奇心のほかに、「ほめられたい」という思いもあります。特にママやパパから感謝されることは、子どもの自信につながり、自分の役割を意識するきっかけにもなります。さらに、「パパやママと同じことができた!」という達成感と喜びは、自己肯定感、そして自分を大切にする気持ちを育てることにもつながっていくのです。

相手の気持ちを考える人間力

「やってみたい」「ほめられたい」と自分の気持ちから始めたお手伝い。それが、「ありがとう」「助かったわ」と相手に喜んでもらえることで、「また喜んでもらいたい」と、相手の気持ちを考えるサイクルが生まれていきます。お手伝いには、相手の気持ちを考える人間力を育てる作用があるのです。

時にはお家の人から「お願い、手伝って」とお手伝いを依頼してみるのもいいかもしれません。お家の人に頼りにされることは、子どもにとって、とてもうれしいもの。「困ったな」「助けてほしいな」と伝えて子どものお手伝いを促すことで、人を助けることの大切さを知り、思いやりの心が育まれます。

段取りを考える力

仕事や家事をテキパキこなせる人は、段取り上手な人が多いですよね。先を予測しながら物事を進めるというのは、なかなか高度な思考ですが、実はこれ、お手伝いで鍛えることができるんです。

例えばご飯の準備のお手伝い。「濡れた台拭きを用意する」→「テーブルを台拭きで拭く」→「お皿やお箸を用意する」→「それぞれの席に並べる」。順番を意識して進める力がついていないと、食器棚とテーブルの間を何往復もしたり、お皿を並べた後にテーブルを拭いていないことに気づいたり。何気ない日常の動作に見えて、家事には複雑な思考力が求められます。お家のお手伝いを進んでする子は、自然と思考力が鍛えられ、段取りを考える力が身についていくのです。

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