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呼吸がない…プールで溺れた1歳を救助、意識戻る 久喜署が3人表彰

7/26(水) 10:30配信

埼玉新聞

 プールで溺れている男児を救助したとして、埼玉県の久喜署(平井幸男署長)は20日、白岡市の東武スーパープールのチーフ上岡伸行さん(48)=越谷市、いずれも大学生でプール監視員の村上彩華さん(19)=春日部市、関根晧基さん(18)=杉戸町=に感謝状を贈った。日頃の注意力で察知し、素早い連携で間一髪、事なきを得た。

 久喜署などによると、今月9日昼、プールを歩いて監視していた関根さんが、着用禁止のオムツを履いていた1歳の男児に注意しようと近付いたところ、男児が水中から顔を上げないことに気付いた。

 関根さんは男児を抱え上げたが、近くに保護者がおらず、男児と一緒にいた男児の兄2人も男児が溺れたことに気づいていなかったため、男児の兄に保護者を呼んでくるよう依頼した。

 村上さんは関根さんのエリアの班長的存在で、男児を見つけてすぐに駆け寄り、呼吸していないことを確認したという。

 「助けたい」。3回の人命救助研修を受けた村上さんは男児の心肺蘇生を行った。心臓マッサージを5回したところで、男児は水を吹き出し、意識を取り戻したという。男児は病院に運ばれたが、後遺症なども残らず無事だった。

 男児は都内の40代の父親と幼い兄2人の4人で訪れていた。病院から戻った父親は上岡さんらに感謝したという。

 プールは水深50センチ程度で、子ども用だったが、水深が浅いことに安心した保護者が子どもから目を離して子どもが溺れる事例は年2~3回発生しているという。

 安全教養を熱心に行っている監視員チーフの上岡さんは「日頃から怪しいと思ったら、まず救助を」と呼び掛けている。村上さんと、関根さんは「助かってよかった」とひと安心。上岡さんも「よくやってくれた」と、2人の行為をたたえた。

最終更新:7/26(水) 10:53
埼玉新聞