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<土用の丑>ウナギ名店並ぶ成田山参道 匂いに誘われ長蛇の列

7/26(水) 10:53配信

千葉日報オンライン

 「土用の丑(うし)の日」の25日、ウナギ料理の名店が並ぶ千葉県成田市の成田山新勝寺参道は、かば焼きの香ばしい匂いに誘われた多くの客でにぎわった。

 1910(明治43)年創業の老舗「川豊」では、変わらぬ味を求める常連客や参拝客らが開店前から行列をつくり、午前10時の開店と同時に1、2階の約160席が次々に埋まった。

 店頭では、職人が生きたウナギを手早く割く技を披露。蒸した後にふっくらと焼き上げたウナギを自家製のタレに漬けると、参道にはかば焼きの香りが立ちこめた。

 千葉市から来店の自営業、松本隆吉さん(73)は「混雑を避けるため朝ご飯を我慢して早めに来た。土用の丑の日はウナギを食べないと」と笑顔をみせた。

 同店では普段の1・5~2倍の約千食を用意。通常より早い午前7時ごろから準備を始め、閉店時間も2時間延長して約50人の従業員総出で対応した。店主の伊藤小澄さん(46)は「今年も猛暑が続いているので、ビタミンも豊富なウナギを食べて暑い夏を乗り切ってもらえれば」と話した。

 稚魚であるシラスウナギの取引価格が下がったため、スーパーなどで昨年よりお手頃な値段で店頭に並び、消費者にとってはうれしい夏となった。

 今年は8月6日も土用の丑の日に当たり、うなぎ料理を楽しめる機会が増えそうだ。