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桐光の1年生両輪、大舞台で強心臓発揮 高校野球神奈川大会第13日

7/26(水) 7:10配信

カナロコ by 神奈川新聞

 準々決勝という大一番で、桐光学園・野呂監督は「練習試合でも大崩れしなかった。どっしり構えてメンタル面でも心配はなかったので」と、左右の1年生投手を大胆起用した。

 湘南ボーイズのエースとして全国優勝も経験した谷村は130キロ台後半の直球で押す。「緊張したが、腕がよく振れていた」。四回途中で交代した左腕冨田も見せた。さえたのは松井裕樹(楽天)の再来を予感させるスライダー。「低めに投げることを意識した」と八回まで投げてエース棒田に託した。

 3年生の女房役・桂川が「大舞台は初めてだろうし」と盛り上げ続け、2人からは自然と笑みがこぼれた。谷村は5失点、冨田は3失点を喫したが、指揮官は「ビッグイニングをつくらせず、毎回2点以内に抑えたのは大きい」と、勝利への貢献に及第点を与える。

 中学の通知表に「5」が並んでいたという谷村は「走者が出ても心を落ち着かせて投げられた」と持ち前の冷静さを駆使。憧れの松井のフォームを研究している冨田は「1年生だから(と甘えるの)ではなく、信頼されているからそれに応えたい」と頼もしく言う。

 横浜との準決勝も、「松井さんは横浜を抑えた。自分も越えたい」(冨田)「全力でぶつかりたい」(谷村)とルーキー2人に怖いものはない。