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多言語で読み聞かせ 横浜の小学校で「国際読書会」

7/26(水) 17:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 全校児童の半数以上が外国にルーツを持つという横浜市立南吉田小学校(南区)で24、25の両日、「国際読書会」が開かれた。図書に親しむと同時に、異文化への理解を深めるきっかけにするのが狙いで、今年で4回目。25日は中国や英語、ベトナム語による読み聞かせが行われたほか、児童たちは各国のゲームや踊りなどを楽しんだ。

 校長によると、全校児童733人のうち、約54%が外国にルーツを持つ子どもたち。中国、フィリピン、韓国、タイなど国の数は15ほどに上るという。

 国際読書会は、学校司書(50)が同校に配置された2014年度の夏休みに始まった。この日はまず、横浜中華街で「寺子屋」の主宰者(73)が、中国の小説家・老舎の作品の一つ、「宝船」を中国語と日本語で読み進めた。

 「みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ」(南区)や、多文化共生について学んでいる明治大学の学生らも協力。バングラデシュでの踊りや、しっぽ取りと呼ばれる韓国の遊びの披露、英語やベトナム語による読み聞かせなど、多彩な内容となった。3年生の女児は「いろいろな国の言葉でお話を読んでもらって楽しかった」と笑顔で話した。

 「保護者の皆さんをはじめ、地域のさまざまな人たちの協力があって続いている」と、司書。校長は「隣に外国人が座っているのが当たり前の学校。異なる言語、文化に触れ、国際感覚を身に付けてもらいたいと思っており、子どもたちに変化が表れつつある。国際読書会は相互理解に通じる大事な機会」と話していた。