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富山72時間降水量242ミリ 観測史上最大更新

7/26(水) 1:31配信

北日本新聞

 25日の県内は、梅雨前線が上空に停滞した影響で時折強い雨が降った。同日午後11時10分までの72時間降水量は富山で242ミリに達し、1998年以来18年ぶりに観測史上最大を更新した。富山地方気象台は舟橋村を除く14市町に大雨警報を発表した。

 高岡市戸出町2丁目では午後3時ごろ、住宅1棟が床下浸水した。市によると、基礎部分の通気口から水が入ったとみられる。

 富山市松若町の住宅街では同4時半ごろ、用水があふれたため、幅約4メートルの道路が約10センチの高さまで冠水し、消防車が出動した。

 同市五福4区では同5時半ごろ、呉羽山付近にある民家の基礎部分まで土砂が押し寄せ、近くの4世帯11人が自主避難した。


■交通に大きな乱れ
 大雨の影響で25日の県内の交通網は大きく乱れた。小矢部市のあいの風とやま鉄道線路沿いで土砂崩れが発生。JR城端、氷見両線などで運行を取りやめた。午後11時半現在、列車の遅れや高速道路で通行止めが出ている。

 午後9時20分ごろ、小矢部市のあいの風とやま鉄道倶利伽羅―石動駅間の線路沿いに土砂が流れ込んだ。上下線で運行を見合わせたが、約1時間10分後に運転を再開。徐行運転を行っており、少なくとも1時間以上は遅れが出ている。同社によると、土砂崩れによる運転休止は初めて。

 JR高山線は午後4時40分ごろ、富山-速星駅間で約2時間15分にわたって運転を見合わせた。普通列車8本と特急列車2本が運休し、約500人に影響した。午後9時35分ごろ、再び規制値を超え、運転を見合わせた。

 午後10時20分ごろ、JR高岡駅の雨量計が規制値に達し、城端線高岡―戸出駅間と氷見線高岡―能町駅間の上下線で計6本の運行を取りやめた。約200人に影響した。

 JR北陸線では午前6時55分ごろに金沢駅の雨量計が規制値に達し、金沢-西金沢駅間で約2時間半にわたって運転を見合わせ、約9200人に影響した。

 高岡駅で列車を待っていた小矢部市の大学生、柴田凌輔さん(19)は「明日がテストなので早く帰りたい」と不安そうに話した。約55分遅れで石動駅に降りた男性会社員(29)は「土砂崩れなので仕方ないが、早く帰りたかった」と疲れた様子だった。

 北陸自動車道小杉インターチェンジ(IC)―富山西ICの上下線で午後10時5分から通行止めとなっている。

北日本新聞社

最終更新:7/26(水) 1:31
北日本新聞