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翁長知事「笑顔で暮らせる沖縄を」 安倍首相「基地負担軽減に全力」 大田元知事の県民葬始まる

7/26(水) 15:00配信

沖縄タイムス

 故大田昌秀元沖縄県知事の県民葬が26日午後2時から、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれ、県内外からの参加者が平和行政を推進し、米軍基地の負担軽減に取り組んだ大田さんとの最後の別れを惜しんだ。

 実行委員長の翁長雄志知事は式辞で「平和・自立・共生を県政運営の柱に据え、沖縄が抱える諸問題の解決に心血を注がれた」と大田さんの功績をたたえた。また「平和を愛する共生の心」という大田さんの理念を受け継ぎ、「未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる沖縄を築く」と誓った。

 政府代表で出席した安倍晋三首相は追悼の辞で、大田さんの在任中の米軍普天間飛行場返還合意や日米特別行動委員会(SACO)最終報告を挙げ「歴史的な出来事だった」と振り返り、「大田元知事が心を砕かれていた沖縄の基地負担の軽減に引き続き全力を尽くす」と決意を示した。

 大田さんは1925年生まれ、旧具志川村(現久米島町)出身。沖縄師範学校に進み、45年4月、19歳の時、沖縄戦で鉄血勤皇隊に動員された。

 琉球大学の教授としてジャーナリズム論をはじめ、沖縄戦や戦後史研究の第一人者として活躍。90年の知事選に革新統一候補で出馬、初当選を果たし、98年まで2期務めた。2001年に参院選比例区で社民党から出馬し、当選。07年に政界から引退した。

 大田さんは92歳の誕生日だった6月12日、肺炎と呼吸不全のため、亡くなった。県民葬はいずれも知事を務めた屋良朝苗さん、西銘順治さんの死去後に実施されており、3度目となる。

最終更新:7/26(水) 15:00
沖縄タイムス