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北陸銀、東証と協定 上場支援で連携

7/26(水) 1:59配信

北國新聞社

 北陸銀行は25日、東京証券取引所と連携し、企業の上場を促進するための基本協定を締結した。地域の有望企業を共同で訪問したり、セミナーを開催したりして上場の利点を伝える。東証が国内の金融機関と地域経済の発展を目指す協定を結ぶのは初めてとなる。

 北陸銀行と同じ「ほくほくフィナンシャルグループ」傘下の北海道銀行も東証と同様の協定を結んだ。銀行側にとっては、新たに上場する企業が出てくることで成長に向けた資金供給を進めやすくなるメリットがある。東証は地場企業の実情に詳しい地銀と協力することで新規上場を呼び込む狙いだ。

 25日、北陸銀行の庵栄伸頭取と東証の宮原幸一郎社長が富山市の同行本店で協定書を交わした。庵頭取は「北陸はニッチトップ企業が多い。協力して上場支援に取り組み、コンサルティング能力を高めたい」と語った。

 宮原社長はここ2、3年で地方からの上場が増えているとし「北陸は有望企業が多く、地域金融機関と連携する意義は大きい。広範に上場支援の活動を進める」と述べた。東証は今後、他行との協定も検討する。

 東証の職員は北陸、北海道両行の協力を得て、上場に関心のある企業に行員と一緒に出向き、上場の審査や費用など詳細な手続きを説明する。資金調達しやすくなることに加え、知名度や信用力などの企業価値が向上し、人材確保を有利に進めやすくなるといったメリットも伝える。

 両行の顧客企業向けに、上場支援や資産形成のセミナーを開催するほか、東証の職員を講師に招き、行員を対象とした研修会も開く。行員を東証に派遣し、上場のノウハウを学ばせることも検討する。

 東証によると、現在、石川、富山には上場企業が各27社ある。2013年以降、北陸で新規株式公開した企業は5社となっている。

北國新聞社

最終更新:7/26(水) 1:59
北國新聞社