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アドビ、「Flash」を2020年に終了へ

7/26(水) 8:08配信

CNET Japan

 Adobe Systemsは、2020年末に「Flash」の提供を終了し、同ソフトウェアのアップデートと配布を停止すると発表した。

 この動きを歓迎する見方もあるだろう。Flashは頻繁にゼロデイ攻撃に利用されることから、セキュリティ専門家からは冷ややかな視線で捉えられていた。Flashは、「Windows」における特に大きなセキュリティリスクの1つとなっている。

 Appleの最高経営責任者(CEO)だったSteve Jobs氏が、2010年にFlashは古いと切り捨てたのは有名な話だ。Googleは1年前、「Chrome 53」で「Adobe Flash Player」の段階的廃止を開始し、代わってHTML5を採用した。

 Adobeはブログで、「HTML5、WebGL、WebAssemblyのようなオープン規格がこの数年間で成熟し」、Flashにあった多くの機能が採用されていると述べた。Flashや「Shockwave」が開発されたのは、ウェブにインタラクティブなフォーマットが存在しなかったためだったことを、Adobeは指摘した。

 Microsoftは、2020年までにWindowsにおけるFlashのサポートを廃止することを決定している。

 しかしAdobeは、技術パートナーと連携して、コンテンツ制作者らによるオープンフォーマットへの移行を促進していくと述べた。

 Flashの廃止で最も大きな影響を受けるのは、ゲーム、教育、動画の業界だ。Flashコンテンツをまだ利用している企業は、直ちに移行を開始する必要がある。ForresterのアナリストJefferey Hammond氏は次のように述べた。

 これで、Flash Playerが2020年12月31日に終了し、そのすぐ後の2021年10月に「Microsoft Silverlight」のサポートが終了することになった。Flashコンテンツや、「Flex」を使用するエンタープライズアプリケーションをまだ使用している企業は、急いだ方がよい。時間は確実に押し迫っている。

 「Edge」ブラウザについては、Microsoftは、2018年にかけてFlashを実行するかどうかを尋ねるメッセージを表示し、セッションごとに許可を求めることを続けると述べた。「Internet Explorer(IE)」では、2018年の間はすべてのサイトでFlashを許可する。2019年半ばから終盤の間に、Edge、IEともにこれをデフォルトで無効にする。Mozillaは、8月からどのサイトでFlashプラグインが実行できるかをユーザーが選択できるようになり、2019年にFlashはデフォルトで無効になるとした。

 Facebookも、ゲーム開発者らを対象とした移行計画の概要を示している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:7/26(水) 14:27
CNET Japan