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仏南東部で森林火災 一晩で約1万人が避難

7/26(水) 18:46配信

BBC News

フランス南東部で発生した大規模な森林火災で、25日夜から26日朝にかけて約1万人が避難を余儀なくされた。当局者が明らかにした。

フランス南部プロバンス・アルプ・コートダジュール地方のボルム・レ・ミモザ付近では、何百人もの消防士が配置され、火災の消火に当たっている。

フランス政府は先に、欧州連合(EU)に加盟する近隣諸国に対して、消火活動へのさらなる支援を要請していた。

地中海沿岸や内陸の山間部、コルシカ島で約4000ヘクタールが延焼した。

AFP通信は消防当局者の話として、「火災の拡大を受けて、少なくとも1万人が避難した」と伝えた。当局者は、「夏季には人口が2~3倍に増える地域だ」と話した。

人気のリゾート地サントロペ付近の地域は、火災が特に猛威を振るっている場所の一つ。

コルシカ島では、数百世帯が避難している。

24日以降、総勢4000人以上の消防士や兵士が、航空機による空からの放水の支援を受けながら消火作業に当たっている。

少なくとも消防士12人がけがをし、警察官15人が煙を吸い込み負傷した。

サントロぺ付近のキャンプ場に滞在していた英国人旅行者のリサ・ミノットさんはBBCに対し、現地時間の午前2時(日本時間午前9時)頃に宿泊客全員が避難し、浜辺で夜を過ごしたと語った。現地当局は旅行者らに、キャンプ場にいるのは安全ではないため、浜辺にとどまるよう指示したという。

ミノットさんによると、キャンプ場の宿泊客を含め3000人程度が、冷たい風が吹く浜辺で夜を過ごさざるを得なかった。避難した人々の中には小さな子供がいたという。「みんなただ疲れ果てています」。

ミノットさんはまた、複数の飛行機が海から水をすくい上げて、海岸沿いの「黒い煙の塊の中」に戻っていくのを見たと話した。

ミノットさんはさらに、いくつかのキャンプ場はすでに火災で焼失したという情報があると語った。

(英語記事 France wildfires force mass evacuation)

(c) BBC News

最終更新:7/26(水) 18:46
BBC News