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スマホ発熱、保冷剤ダメは本当? 正しい対処法を聞いてみると「強制的に冷やそうとしないで」

7/29(土) 7:00配信

withnews

 気付いたら、スマホが発熱していた――、そんな経験はありませんか? Twitter上では、熱くなったスマホを冷やすべきか、どう冷やしたらよいかという意見が飛び交っています。正しい対処法を携帯電話キャリアや製品評価機関などに聞きました。(朝日新聞デジタル編集部記者・野口みな子)

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Twitter上で反応集まる

 「スマホが熱くなったからと言って、保冷剤を使って冷やしちゃダメ」という注意を呼びかけるツイートがTwitter上で広がっています。きっかけとみられるツイートは1万リツイートを超え、「知らなかった」「保冷剤が原因でスマホが壊れたことがある」など、続々と反応が集まっています。

 では、スマホが発熱した場合はどうしたらいいのでしょうか?

 聞いてみると、その要因はさまざまでした。

そもそもどうして熱くなるの?

 まずスマホはどうして熱くなるのでしょうか。

 KDDIの担当者は「複数のアプリを起動している場合に発熱しうる」といいます。

 ゲームや動画再生など、一度に複数の動作をすることで、スマホ内部の部品の温度が上昇します。内部部品が発熱すると、スマホの本体の表面から熱を逃がすため、触れている部分が熱を帯びたように感じるそうです。

 NTTドコモの担当者は「スマホの高性能化、小型軽量化などで熱が逃げにくくなっていることが要因」といいます。

 スマホのさまざまな部品は電気(エネルギー)で作動しています。その際に、エネルギーの一部は熱となって放出されます。防水・防塵機能なども熱を逃げにくくする要因のひとつといいます。

 ソフトバンクの担当者は、「充電時にも配慮を」と話します。

 充電をしながら使用をすると、さらに温度が高くなる場合があるのだそうです。

発熱したら、冷やした方がいいの?

 危なくはないのでしょうか?

 KDDIの担当者によれば、「発熱しても、やけど等に至る可能性のない程度になるよう設計されている」といいますが、高温になる環境に置く、スマホを布で覆う、など、熱がこもると通常よりも高温になる場合があるそうです。

 同じくソフトバンクの担当者は、スマホは「一定の温度以上にならないよう制御されている」との答えです。

 メーカーによって設計は異なりますが、充電時に送り込む電流を弱くする機能や、液晶バックライトを自動で暗くする機能などにより、発熱を抑える仕組みを採り入れている機種もあるそうです。

 ただ注意したいのは、スマホの使用が想定されていないシチュエーションです。暖房器具のそば、こたつや布団の中、直射日光の当たる場所などでの使用・保管・放置は、安全上の問題があるため、行わないよう注意が呼びかけられています。

 例えば、異常な発熱と感じる場合は、電源をOFFにするなどの処置を行うこと。一般的には、43度以上で長時間接触すると低温やけどになる可能性があるそうです。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の担当者は、高温の状態のスマホを放置することへの危険性を指摘します。

 スマホのバッテリーなどの内部の成分が気化し、スマホから発煙したり、発火したりする恐れがあるからです。

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最終更新:7/29(土) 7:00
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