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銀座メゾンエルメスで「エマニュエル・ソーニエ展」 セロニアス・モンクにささげる /東京

7/27(木) 14:06配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 メゾンエルメス(中央区銀座5)8階「フォーラム」で現在、「『ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧(ささ)ぐ』エマニュエル・ソーニエ展」が開催されている。(銀座経済新聞)

「エマニュエル・ソーニエ展」の展示作品「ATM」

 エマニュエル・ソーニエさんは1952年、パリ生まれのアーティスト。1970年代後半から作家活動を始め、ローマのヴィラ・メディチでの滞在などを経て、主にガラスを用いる作品で知られるようになった。

 自らにとって身近な歴史的な出来事や「惨事」を参照する作品を制作することで「人間の実存について、根源的な問いを投げ掛け続けている」というソーニエさんはエルメス財団との親交も深く、同財団が行う若いアーティストのためのアーティスト・イン・レジデンスでは、2010年から2014年まで「メンター」を務めている。

 2月にパリの「パレ・ド・トーキョー」で開かれた個展「Black Dancing」を発展させ、ジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクへのオマージュとして構想された同展。1963年に来日公演を行ったモンクの演奏からインスピレーションを受け、楽曲のように3つのパート(I/II/III)を組み立てる展示となっている。

 「Tempo I」ではガラス・インクを使い、黒く焼き付けた木の彫刻を空間いっぱいに展示した作品「ATM」を、「Tempo II」では作家活動や哲学を分かち合う親交の深いアーティストたちの作品やオブジェを、「Tempo III」では本の上に水を満たした9本のガラス管が並ぶ「Keys」など2012年~2016年に制作した彫刻作品を展示する。

 ソーニエさんは「ATM」について、「これらの黒い木は一つ一つが独立した彫刻であり、それらはかけがえのない人間の存在を表している。誰もが人生を即興で生きなければならないように、それぞれの音符を結び付け、ダンスをさせた」と話す。

 開廊時間は11時~20時(日曜は19時まで)。入場無料。10月31日まで。

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