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【ヤクルト】0-10から大逆転 セ66年ぶりの最大得点差、代打大松サヨナラ弾で決めた

7/27(木) 6:05配信

スポーツ報知

◆ヤクルト11x―10中日=延長10回=(26日・神宮)

 物語を完結させたのは大松の一振りだった。同点の延長10回1死から代打で登場。伊藤の147キロ直球を振り抜いた。総立ちのファンの歓声に乗り、打球はバックスクリーン右に着弾。2号サヨナラソロだ。シーズン2度の代打サヨナラ弾は史上4人目の快挙。10点差からの逆転はプロ野球タイ記録。史上4度目、セでは66年ぶりとなる大逆転劇をド派手に決めた。

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 「今日の雰囲気なら、塁に出れば何かが起きるという気持ちでした。みんなの気持ちを最後にああいう形でつなげてよかった」

 ここ17打席無安打。前日25日、父・三郎さん(66)から「打席に入っている時の顔に自信がなさすぎる」と連絡が入った。それでも「昨年のことを考えれば、いま野球ができていることが幸せ。その現実をかみ締めて、しっかり頑張ります」と返信。ベンチで誰よりも声を出す苦労人を野球の神様は見捨てなかった。

 5回で0―10。奇跡の始まりは6回の攻撃前。円陣で三木ヘッドコーチが言った。「試合が終わるまで何が起こるか分からない。1点ずつ、最後までうちらしい戦い方をしよう」。7回。代打・中村の1号2ランを号砲に流れが一気に傾いた。 

 8点を追う8回。バレンティンの16号2ランなどで大野をマウンドから降ろすと、上田が中犠飛、中村は左前適時打で続いた。さらに坂口、山崎の連続タイムリーで2点差とし、最後は2死満塁から山田が左前へ2点適時打を放った。今季満塁で9打数無安打だった山田は「自分の実力じゃない。完全にチームの流れに乗せてもらいました。すごい。あり得ない」。打者14人で8安打3四球を集中させ、今季最多の1イニング8得点で追いついた。

 真中監督は「まさかひっくり返すとは。今年は悪い記録を更新してばかりだけど、いい記録が出てよかった」。1日から14連敗を喫したチームが、今月初の連勝。負ければ自力CS消滅の一戦で借金を26に減らした。本当の奇跡はここから始まる。(中村 晃大)

最終更新:8/3(木) 9:31
スポーツ報知

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