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【インタビュー】レイジ「今回もハードでダイレクトなアルバム」

7/28(金) 12:07配信

BARKS

ピーター“ピーヴィー”ワグナー(B、Vo)、マルコス・ロドリゲス(G)、ヴァシリオス“ラッキー”マニアトプロス(Dr)という新体制となったジャーマン・メタル界の重鎮レイジが、早くも新体制による第2弾作品『シーズンズ・オブ・ザ・ブラック』を発表した。前作の『ザ・デヴィルズ・ストライクス・アゲイン』(2016年)の流れを汲みつつ、4部構成の大作も収録するなど進化を感じさせるこの新作についてピーヴィーが語ってくれた。

◆レイジ画像

――新作の制作はいつ頃から行なっていたのですか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:実は<LOUD PARK 16>で来日した時には新作の曲は全て書き上げていたんだ。もっと正確に言うと、前作『ザ・デヴィルズ・ストライクス・アゲイン』がリリースされる前に既に新曲を5曲書き上げていて、10月には全曲が書き上がっていた。

――新メンバーと曲作りを行なうのが今回で2作目になりますが、前作の曲作りから変化はありましたか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:特に挙げるとしたら、ボーカル・パートだね。今はリード・シンガーが3人いるから(マルコスもラッキーも別バンドではリード・シンガーを担当するほどの歌唱力の持ち主)、ボーカルに対し、この3つの声に関して、以前よりもじっくり取り組んでいるし、大部分の曲にはボーカルが3つ入っているんだ。

――マルコスはレイジのファンでしたが、曲作りで彼がレイジの音楽をよく知っていると感じることはありますか? 例えば、レイジっぽいギター・リフを作って来るとか。

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:それは凄くある。例えば「セプティック・バイト」のメイン・リフはマルコスが作ってきたんだけど、あれを初めて聴いた時、俺は1995年のアルバム『ブラック・イン・マインド』の「ザ・クロウリング・ケイオス」を思い出してしまって、「なんだか似ているね」と彼に伝えたら、「あー、僕はあの曲が大大大好きなんです」って、まるで小さな子供のように興奮していたよ(笑)。

――そもそも新作はどういった作品にしたいと考えていましたか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:前作同様に今回もとてもハードでダイレクトなアルバムを作りたいと思っていた。違いと言えば、前作より少しバラエティに富んでいるんじゃないかと思う。例えば、アルバムの最後に20分間のエピック・ナンバー(「ザ・トラジディー・オブ・マン Part 1~Part 4」)が入っているけど、これぞまさに前作よりも前進した点だと言えるんじゃないかな。

――アルバムの歌詞に関してはいかがですか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:俺は人生や生と死の間の移行についてなど、ダークなテーマについて書くのが好きなんだけど、今回の収録曲もすべてが凄くシリアスでダークで、クライマックスでは人類の悲劇について触れている。

――アルバムはモダンで攻撃的ですが、サウンドに関してはどういったことを重視しましたか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:マルコスがサウンド作りに熱心に取り組んでいたんだけど、彼はこれまでとは異なる新しいギター・セッティングにも取り組んでいたね。

――他のメタル・バンドのサウンドも日頃チェックしていますか?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:もちろんちょくちょくチェックしているし、マルコスが色々なものを聴かせてくれる。そんな中で特に物凄くブッ飛んだのは、去年リリースされたメガデスの『ディストピア』(2016年)を聴いた時かな。あの作品の音楽もスタイルの方向性も曲自体も、物凄く気に入っている。最近聴いた中だとイタリア出身のDGMというバンドも良かったな。彼らは凄くクールだ。

――アルバムの初回限定盤には、RAGEの前進バンドのアヴェンジャーの1stアルバム『プレイヤーズ・オブ・スティール』(1985年)のリレコーディング曲が6曲収録されていますが、これはどういう経緯で?

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:最近、アヴェンジャーのアルバムとレイジの最初の2枚のアルバム(『レイン・オブ・フィア』/1986年と『エクスキューション・ギャランティード』/1987年)がリマスターされて『THE EARLY YEARS』というボックス・セットでリリースされたんだけど、今回のボーナス・トラックを探している時に、「アヴェンジャーの曲はみんな本当に素晴らしい、タイムレスなナンバーばかりだ」と思ったんだ。それで、今のメンバーでリレコーディングして、再び生き返らせて、今のファンに聴いてもらうべきだと実感したのさ。

――では、最後に今後の予定を教えてください。

ピーター“ピーヴィー”ワグナー:夏のメタル・フェスティバルにいくつか出演した後、9月から10月にかけて短い休みがあって、その間も恐らくはまたレコーディング・スタジオに入る予定だ。マンニ(シュミット/G)とクリス(エフティミアディス/Dr)とリフュージの名義の元でレコーディングする。それから2018年1月からワールド・ツアーが始まるので、日本にも行くつもりだよ。

取材・文:Jun Kawai
Photo by German Gonzales

レイジ『シーズンズ・オブ・ザ・ブラック』
2017年7月28日 世界同時発売
【100セット通販限定 CD+ボーナスCD+Tシャツ+サインカード】¥7,000+税
【初回限定盤CD+ボーナスCD】 ¥3,000+税
【通常盤CD】 ¥2,500+税
※日本語解説書封入/歌詞対訳付き
1.シーズン・オブ・ザ・ブラック
2.サーペンツ・イン・ディスガイズ
3.ブラッケンド・カルマ
4.タイム・ウィル・テル
5.セプティック・バイト
6.ウォーク・アモング・ザ・デッド
7.オール・ウィ・ノウ・イズ・ノット
「ザ・トラジディー・オブ・マン」
8.Part 1 - ガイア
9.Part 2 - ジャスティファイ
10.Part 3 - ブラッドシェッド・イン・パラダイス
11.Part 4 - フェアウェル
ボーナスCD
1.アドレーション
2.サウスクロス・ユニオン
3.アソーテッド・バイ・サタン
4.ファスター・ザン・ヘル
5.ソード・メイド・オブ・スチール
6.ダウン・トゥ・ザ・ボーン

【メンバー】
ピーター“ピーヴィー”ワグナー(ボーカル/ベース)
マルコス・ロドリゲス(ギター/ボーカル)
ヴァシリオス“ラッキー”マニアトプロス(ドラムス/ボーカル)

最終更新:7/28(金) 12:07
BARKS

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