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【アイビスSD・宮崎が見た】ネロ、坂路で50秒3!半年ぶり実戦に向け、仕上がりは…

7/28(金) 6:04配信

スポーツ報知

◆アイビスサマーダッシュ追い切り(27日・栗東トレセン)

 サマースプリントシリーズ第3戦、第17回アイビスサマーダッシュ(30日、新潟)の出走馬が27日、確定した。ただ一頭、木曜追いとなったネロは栗東・坂路で50秒3をマーク。半年ぶりの実戦となる昨年2着馬の陣営を取材した宮崎尚行記者が、追い切り内容、これまでの調整過程をコラム「見た」で分析した。また、ネロとは騎乗時3戦3勝と絶好の相性を誇る戸崎圭太騎手(37)に、久々のタッグを組むネロと臨む“千直重賞”への意気込みを聞いた。

 いつも以上に、注視したネロの木曜追い。昨年の2着馬で直線競馬を5戦5連対(2勝)、持ち時計もトップタイ。文句なしのV候補だ。カギは今春のシルクロードS(11着)以来となる半年ぶりでの、仕上がりだ。

 開門直後に先頭を切り、堂々登場した。川又(レースは戸崎)を背にした単走。1ハロン目のラップが、予想外だった。14秒5。その後、スピードに乗ってからはこの馬らしいハイラップを刻んで、結局、50秒3―12秒0だ。

 普通の馬なら「すごい」時計だ。だが自己ベストが48秒2で、悠々50秒を切ってくる坂路の鬼には物足りない。高野助手に狙いを聞いた。「今日は楽に、サッとやるイメージで予定通りでした」

 16、20日に49秒0で動いており、馬なりの微調整はうなずける。ただ序盤からシャカリキに行く、この馬らしい気迫にも欠ける気がした。同助手が続けた。「いつもより行きっぷりが良くないともとれますが、折り合いがつきすぎるくらいコントロールは利くようになっています。これがいい方に出れば」。陣営も半信半疑といったところか。

 6歳になり、落ち着きが出た部分はあるだろう。ただ直線競馬という特殊な舞台で、プラスになるのかどうか。前走後に体調が上向かず高松宮記念を見送り、4月から在厩調整で上昇を待ったが、出番がここまで延びてきたことも事実だ。

 「良化がスローだったけど、徐々に上げてきて、今日で走れる状態は整ったと思います。体はできているので、今の雰囲気がどう出るのか」と高野助手。冒頭に記したように実績、地力を疑わない。本領発揮なら当然、勝ち負けだろう。ただ今回に関しては『?』が残る。(宮崎 尚行)

【戸崎に聞く】

 ―ネロには騎乗時は3戦3勝。相性の良さが光ります。

 「新馬(13年8月17日、新潟・芝1200メートル=1着)の時からいいスピードがある馬だと感じていました。その後も15年の京洛S、ラピスラズリSを勝利。いいタイミングで乗せてもらっているのもありますが、イメージはいいですね」

 ―馬はシルクロードS(11着)以来、半年ぶりの実戦。騎乗はラピスラズリS以来、1年8か月ぶりになります。

 「久々はそれほど苦にしないタイプだとも思います。今年で6歳。何とかもうひとつタイトルをあげたいですね」

 ―22日には5年連続の年間100勝を達成。先週までの福島では8日間開催でのタイ記録となる21勝を挙げ、ジョッキー自身の活躍も目立ちます。

 「年間100勝は目標にしていたので達成できたのは良かった。(タイ記録は)あと1勝して塗り替えたかったですね。多くの人の支えに感謝して、引き続き頑張っていきたいですね」

                   (聞き手・川上 大志)

最終更新:7/28(金) 10:21
スポーツ報知

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