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【青森】青森山田、光星撃破し夏8年ぶり甲子園!兜森監督に1日遅れの最高の誕生日プレゼント

7/28(金) 8:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権青森大会 ▽決勝 青森山田5―3八戸学院光星(27日・はるか夢)

【写真】5回に先制の3点本塁打を放った青森山田・赤平

 決勝で青森山田が八戸学院光星に5―3で勝ち、8年ぶり11度目の夏の甲子園出場を決めた。青森山田は、準決勝で本塁打を放った3番・赤平竜太一塁手(2年)が4打数2安打4打点と大活躍。投げては4回から登板したエース左腕・三上世視滝(せしる、3年)が相手の反撃を1安打2失点(自責1)に抑え、26日に38歳の誕生日を迎えた兜森崇朗監督に最高のプレゼントを贈った。

 待ちわびていた瞬間がついに訪れた。9回2死。一塁ファウルゾーンへ高く上がった飛球を青森山田の一塁手・赤平がミットに収めると、ナインは一斉にマウンドに走り、歓喜のポーズ。2009年以来、8年ぶりに夏の県大会を制覇。兜森監督は「8年分の思いを込めて試合をした。厳しい戦いの中、選手が成長してくれた」とたたえた。

 栄光に導いたのは、苦難を乗り越えた2人だ。打っては2年生の3番・赤平が4打数2安打4打点と大暴れだ。準決勝の八戸工大一戦(25日)で、最速152キロを誇る古屋敷匠真(3年)の直球を公式戦初本塁打したこともあり、変化球勝負を予測。3回1死一、二塁の中前先制適時打は2球目の直球だったが、7回の決勝左犠飛、9回ダメ押しの左中間2点二塁打は「狙っていた通りです」という初球の変化球を捉えた。

 春先は腰を疲労骨折して2か月戦線離脱したが、治療中はプロ選手のスイングの映像を見て「どう打てば腰に負担がかからないのか」を研究。下半身で踏み込み、コンパクトに振り込む意識を強めた結果が大舞台で生きた。監督も「手を抜いていなかったことが証明された」と笑みを浮かべた。

三上が好救援 投げては2番手で4回から登板したエース三上が2失点、被安打は9回の本塁打のみという好投。昨春のセンバツではベンチ入りしながら登板機会はなし。同大会後に座骨を故障し、約1年間投げられなかった悔しさをぶつけ「ここまで来られた感謝の気持ちを試合で示せた」と胸を張った。

 閉会式後。3年生の音頭で兜森監督の胴上げが行われた。26日に38歳となった指揮官は「ハッピーバースデー」と歌とともに3度宙を舞った。25日の準決勝後に選手の間で「絶対に優勝して監督を男にしよう」と誓い合い、実行したサプライズに「うれしい。甲子園までしっかり作り直して最低でも1勝を挙げたい」と指揮官。チームを再び一つにまとめ、大舞台でも強さを見せる。(遠藤 洋之)

最終更新:7/28(金) 9:12
スポーツ報知