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会社を辞める前に知っておきたい「健康保険料の軽減措置」と「高額療養費制度」の盲点

7/27(木) 7:00配信

マネーの達人

会社を辞めるタイミング

7月・8月はボーナス月ですね。会社を辞めるタイミングで多いとされているのが、ボーナスをもらってからの退職だそうです。

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次の就職が決まっているなら心配はないのですが、再就職を決めずに仕事を辞めるときは、事前に支払わないといけない金額を把握しておくことも重要ですね。

そこで、今回は、

・ 仕事を辞めた時の健康保険料は、いくらぐらいになるか?
・ 入院して治療費が高額になった時はどうなるか?(レアなケースかもしれませんが)

辞める時の理由にもよりますが、健康保険料を軽減してもらえる制度があるのでご紹介します。

保険料は、健保は当年度の所得、国保は前年度の所得で決まる

■健保保険料 ― 標準報酬(定期決定)の場合

健保の保険料は、4・5・6月の平均報酬月額によって決定されます。実際に新保険料が差し引かれるのは9月の給与からになります。

4月から基本給が上がったなど昨年に比べて収入が増えた場合は、

・ 9月からの健康保険料を含めた社会保険料が上がること
・ 高額療養費制度の所得区分も変わる可能性があるということ

を意識しておいた方がよさそうです。

■国保保険料 ― 年間所得

国保の保険料は、前年の所得によって決定されます。実際に新保険料を支払うのは6月からになります。気をつけたいのは、高額療養費制度の所得区分適用は8月からなので、2か月ずれることです。

たとえば、6月に医療費が高額になった場合、前々年度の所得区分が適用されることになります。

離職理由と健康保険の加入方法によってちがう保険料と高額療養費の所得区分

■35歳独身の会社員Aさんが2017年7月末で退職した場合

・ 2016年の支払金額400万円
・ 給与所得控除後266万円
・ 標準報酬額30万円

福岡市の国保保険料率を参考に計算しています。

市町村によって、所得割・均等割・世帯割・資産割・平等割など表記や計算方法が違いますので、市町村に確認してください。

□■1. 自己都合で辞めた場合■□

任意継続健康保険料3万300円/月 (標準報酬額30万円)

国保保険料 2万5900円/月(基準額266万円―33万=233万円)

高額療養費 所得区分(ウ)

・ 医療分

所得割 233万円×7.89%≒18万3800円(100円未満切捨)

均等割 2万1200円(100円未満切捨)

世帯割 2万1800円(100円未満切捨)

・ 支援分

所得割233万円×2.94%=6万8500円(100円未満切捨)

均等割 7800円(100円未満切捨)

世帯割 8000円(100円未満切捨)

合計 8万4300円

年間保険料合計31万1100円

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最終更新:7/27(木) 7:09
マネーの達人